リンカーズ(5131)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。面白いIPOだと思いますが公募組の利益は微々たるものでしょう。


SBI証券のIPOチャレンジポイントを利用して当選を狙うには勿体ない気がします。今回は単元配分なのか複数配分なのかそちらも楽しみにしています。


リンカーズ(5131)IPOの評価


項目株数データ
想定価格295円
仮条件10月07日
公開価格10月18日
公募株数966,000株
売出株数1,465,000株
公開株数(合計)2,431,000株
オーバーアロットメント364,600株
幹事団SBI証券(主幹事)
みずほ証券
岩井コスモ証券
極東証券
松井証券
水戸証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


同社は「Linkers Sourcing」を中心としたビジネスマッチング事業を行っています。


ビジネスマッチング業務をワンストップで支援する体制の構築と業務ノウハウの蓄積を行います。研究段階における技術ニーズ・シーズの調査を手掛け、その企業が取り組むべき技術テーマや技術課題の顕在化などを行います。


開発段階におけるニーズ起点のマッチングを手掛ける技術探索サービスの提供、シーズ(Seeds)起点のマッチングを手掛ける用途開拓サービスを提供することで多様なマッチング機会を創出しています。


業績への評価はわかれそうですが、2020年7月期からは黒字が続いています。


平たく言えばビジネスマッチングプラットフォームの提供を行う企業になりますが、業績に波があり初期投資を行うには不安もあります。


上場規模は想定発行価格295円算出で約8.2億円、時価総額約39.0億円です。


ベンチャーキャピタルからの出資が多く、売出価格の1.5倍ではロックアップが解除されるため上値が重そうです。


直近の第三者割当増資では「SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合」が551円で取得しているため、想定発行価格とかなり差があります。最近はこのようなパータンも多いと感じます。


リンカーズ(5131)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。今期業績は好調だと観測されていますが「株価設定が高いかも?」と言った疑問もあるようです。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想400円~600円
※注目度B


初値600円であれば公募組もVCも救われる感じですね。


600円のPERは51.95倍なので短期的にはありかもしれません。ただPER20倍~30倍あたりが妥当のような気がします。類似企業ではPER15以下の銘柄もありますからね。


一応、SaaS型サービスも行っています。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

リンカーズの上場データと初値予想を考察


リンカーズ(5131)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSBI証券が単独で引受けます。


売出株はジャフコSV4共有投資事業有限責任組合1社で1,465,000株なので、SBIホールディングス子会社のSBIインベストメント保有分は上場後のどこかで売ってくると思います。


そう考えると上値が重そうです。業績が拡大しなければ、しばらく上値の重い状況が続くのかもしれません。


幹事名割当株数引受割合
SBI証券(主幹事)2,212,500株91.01%
みずほ証券72,900株3.00%
岩井コスモ証券36,400株1.50%
極東証券36,400株1.50%
松井証券36,400株1.50%
水戸証券36,400株1.50%


個人投資家の話題はIPOチャレンジポイントを使用するのか否かでしょう。個人的には100%使用しません!


IPOチャレンジポイントのボーダーラインは2022年4月上場のモイ(5031)が参考になりそうです。SBI証券引受け株数が2,243,400株で当選ボーダー135Pあたりでした。配分は100株の単元株です。


モイの場合はツイキャス運営で注目されましたが、リンカーズの場合は個人投資家うけが良いとは言い難いかもしれません。


今回のSBI証券の引受け株数は2,212,500株となっています。似たような感じですね。今回は複数配分となるのか個人的にも楽しみにしています!!


また、Funds(ファンズ)で新しいキャンペーンが始まっていたため内容をまとめてみました。


上場企業を中心とした貸付先になるため投資リスクが軽減されそうです。1円から投資ができるため分配金の再投資でもメリットがあります。30万円の投資でアマギフ3,000円分が貰えます。


詳しくは下記記事でまとめています!




リンカーズ(5131)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


IPOには積極的に参加するつもりですが、1単元当選だとお小遣い程度にしかならないようです。


リンカーズ(5131)IPOの業績予想
※リンカーズ公式サイト引用


業績を確認すると2023年7月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上21.92億円となり前期14.12億円から55.24%増、経常利益1.58億円となり前期0.63億円から150.79%増となります。


四半期利益は1.50億円となり前期0.49億円から206.12%増を予想しています。かなり儲かっているように感じますが前期業績がショボイだけです!


想定発行価格295円のPERは25.54倍になります。この価格が適正なのかはわかりませんが、上場規模が小粒なので公開価格割れはなさそうです。


事業自体はこれから期待できそうな材料があるように思います。Webを介した企業間でのマッチングサービスになるため競合も多くありそうです。


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