「公募増資」エネクス・インフラ投資法人(9286)がPOを発表！最大57.24億円を吸収

エネクス・インフラ投資法人(9286)がPOを発表しました。公募増資の内容は一般募集で約54.39億円、オーバーアロットメントで約2.85億円の吸収を目指します。


メインスポンサーは伊藤忠エネクス株式会社になります。割引率は2.5％～5.0％になり、みずほ証券と野村證券が共同で主幹事を引受けます。



※エネクス・インフラ投資法人公式サイト引用


公募増資が発表され株価は下落し一時9万円を割ってしまいました。


IPO時から人気がなく株価もあまり伸びないと感じます。IPO時の公開価格は92,000円で初値は88,300円と公開価格割れだった銘柄です。


その後もたいして買われず今に至ります。分配利回りは本日算出で6.68％程度になり、他のインフラファンドと比較すると高いようです。


規模的なものもあると思いますが、人気があまりないようです。

エネクス・インフラ投資法人(9286)の公募増資(PO)の詳細を確認してみました

エネクス・インフラ投資法人の公募増資の詳細を確認すると、風力発電所と太陽光発電所を2つ新規取得するとあります。


上場インフラファンドでは風力発電所の取得が初めてとなるそうです。多くの企業は太陽光発電所をターゲットにしていますからね。

項 目	その内容
銘柄名	エネクス・インフラ投資法人(9286)
上場市場	東証インフラファンド
主幹事	みずほ証券 野村證券
引受人	SBI証券 岡三証券
公募口数	63,000口
売出口数	0口
オーバーアロッメント	3,150口
合計	66,150口
希薄化	-％
仮条件	2.5％～5.0％
決算月	5月、11月
格付け	JCR(A) JCR(Green1(F)評価取得)
スポンサー	伊藤忠エネックス株式会社 三井住友信託銀行 マーキュリアインベストメント マイオーラ・アセットマネジメント

今回の公募増資により2023年5月期から1口当たりの分配金が多くなることが発表されています。


同社によれば、風力発電所を取得することで季節変動幅が縮小し、1口当たり利益分配金が平準化される見込みとなっています。



※エネクス・インフラ投資法人公式サイト引用


2023年5月期は1口当たり利益分配金が109円のプラスになる予定です。


2023年5月期と11月期を合わせると利益分配金が59円増加する予定となっています。安定するとは言えちょっとしょぼい感じですね。


上記は利益超過分配金を含んでいません。

エネクス・インフラ投資法人(9286)の公募増資(PO)日程と分配金を確認してみました

エネクス・インフラ投資法人(9286)の公募増資の日程などを調べてみました。順当であれば初日に価格が決定するはずです。


同社株を欲しい方はみずほ証券から申込んでおきましょう。シンジケートカバー(安定操作)はみずほ証券が行います！

項 目	その内容
価格決定日	2月06日(月)～2月08日(水)
申込期間	発行価格等決定日の翌営業日から発行価格等決定日の2営業日後の日まで
払込期日	2023年2月10日(金)～2023年2月14日(火)までの間のいずれかの日。但し発行価格等決定日の4営業日後の日とする。
受渡期日	払込期日の翌営業日
発行価格	87,555円 ※割引率は2.50％に決定

公募増資(PO)が発表されてから売り込まれていますが金額的には2,000円程度しかありません。2.1％程度の下落となっておりホルダーも許容範囲でしょうか。



※エネクス・インフラ投資法人公式サイト引用


1口当たりの分配金は上記のように推移しています。利益超過分を含んでいるためご注意ください。


また、最新の分配金予想を調べると1口分配金予想は以下のようになります。

項 目	1口当たり分配金	利益超過分配金	合計金額
2023年5月期(第7期)	1,397円	1,603円	3,000円
2023年11月期(第8期)	1,533円	1,467円	3,000円

結果的に調べてわかったのは、分配金予想では1口当たりの利益超過分を含めた分配金が3,000円だったことです。


将来に期待してくれということでしょうか。


投資金額から算出すると高い利回りとなるため、長期保有でリターンを期待したほうが良さそうですね。

エネクス・インフラ投資法人(9286)のPOまとめ！貸借銘柄だが放置が良いかも？

エネクス・インフラ投資法人は貸借銘柄なのでつなぎ売りすることができます。ただ逆日歩も付きやすいため微妙です。



※日本証券金融公式サイト引用


調べてわかりましたが2023年2月02日から新規売停止となっています。価格決定日前なので申込をキャンセルする方も出てきそうです。


トータル的に魅力に欠ける公募増資(PO)だと思いますが、今回も何とかなると考えています。


分配金も増えないのであればイメージダウンなので、しばらく株価がさえない展開が続く可能性もありそうです。そもそもボラティリティが低いため放置する方が多そうです。


新規買いで株主になる方も少ないかもしれませんね。


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