「ドドソソララソ」 第14話・第15話・最終話『スナック キズツキ』第7話 ヨシ子さん 

2021年11月19日

「カムカムエヴリバディ」 第3週 1942-1943

 11月15日(月曜日)第11話

 日常を浸食する戦争の影響。
衣料品を自由に買えなくなり、不足を実感するようになってきた。
小しずさん(西田尚美)がチョッキを編むための毛糸も手に入りにくい。
「Dippermouth Blues」ではコーヒー豆の入手が困難になり、レコードをかければ石が飛んできた。

 非常時に顕れる人間性。
ケチ兵衛(堀部圭亮)は衣類を買い占めし高く売る気満々。
いつの時代にもいる「正義マン」になることでうっぷん晴らしをする者。

 さて、稔さん(松村北斗)に銀行の頭取の娘さんとの見合い話がもちあがる。
もちろん政略結婚ぢゃ。
そこで稔さん頑張った!
安子(上白石萌音)のことを話し、『父さんの決めた相手と結婚することはできません』ときっぱりと(稔さんの胸の震えが伝わってくるようじゃった)伝えたさ。

 今まで親の言う事に逆らったことのない優秀でどこに出しても自慢でできる息子が真正面から楯突いたんだからね〜千吉さん(段田安則)は心底驚いただろうし、
美都里さん(YOU)は相手の娘を誘惑した悪い奴としか思っとらん( ̄▽ ̄;)
しかも稔さんに『母さんは黙っていてください!』なんて言われたもんだから
いつも大人しい稔さんが私にこんな口を・・?!┏┗(´ิ田´ิ#)┓┛キイーーーー!!と怒りの炎を燃やし、お菓子を注文し安子を呼び寄せたさ。

 こえぇぇーーーーー!!(゚Д゚;∬アワワ・・・
YOUさんがさすがの存在感。
世間知らずのお嬢様育ちで自分が受けて来た教育や考え方以外認めない。
自分の言動が相手を傷つけるなんて思いもしない。
安子を呼び出したのも身分違いだってわかってないバカな子みたいだから教えてやらなきゃ、てなもん。今週はキツイ展開になりそうだなぁ・・・
HPはこちら

 11月16日(火曜日)第12話

 安子(上白石萌音)を前に、じーーーーーっと見つめる美都里(YOU)。
息子が好きになった娘がどんな子か・・見定めることすらしない。
まるでそこらの石ころでも眺めるような美都里の目。
(ビー玉のようなYOUさんの目がさすがだった・・・)
不意打ちを受け、怯えるばかりの安子。

 美都里は夫が「小せe商店街のぇ商店街の小せぇ店」で買った菓子を好むのが不思議だったと話し、稔さん(松村北斗)が大学に入った年、初めての帰省の時に手土産に買ってきたのが始りだったと確認。
『その時、稔を知ったんじゃね』と、
あくまで安子の一方的な思いであるように語った。
そして菓子はそのまま持って帰るよう命じ、多すぎる菓子代を置いた。
『暮らしの足しにしてちょうだい』

 呆然と立ち尽くす安子に最後の一撃。
二度と稔に近づかないで!

 最小の言葉で最大の攻撃力。
安子は打ちのめされてしまったさ。

 異変を感じ尋ねた金太(甲本雅裕)にも安子は何があったのかは話さなかった。
ごめんなさい。私が間違うたんです

 察しのいいきぬちゃん(小野花梨)(ずっと見たことあるよな〜と思いながら見ていたが、今日調べたら、やっぱり『鈴木先生』のか〜べ〜だ!この時も難しい役をさらっと演じてたなぁ。よその店なのに普通に掃除する姿に育ちと人柄が見えて良かった!)が黙っていられる訳がない。安子には内緒で「Dippermouth Blues」で稔さんを待ち伏せ。返せずに困っていたお金を渡した。

 事情を聞いた稔は激怒。
美都里を怒鳴りつけ、お金を床に叩きつけた。
(初めて見る稔さんの顔。でも、前からちょいちょいお母さんにはキツイ口調だったもんね。バカにしている訳ではないけど尊敬もしていないんだろうなぁ)

 そこに帰宅し、すぐに事態を理解した千吉さん(段田安則)は
美都里さんに『こういうつまらんことをするんじゃねぇ』とピシャリ。
『安子さんと一緒になります』と宣言する稔さんの言葉を受け、
『好きにしたらえぇ』と冷静に返した。

その代り、家を出え。
雉真の名を捨てて、あの菓子屋の婿になりゃあええ。
その覚悟があるんか


それしかないと・・言うんじゃったら!』と答えた稔さんだったが
その覚悟が無いのはあきらかだった。
雉真家の長男として家業を継ぎ、嫁には安子をもらう。
そうとしか考えていなかったろう・・

『ええか。菓子屋じゃろうが服屋じゃろうが、
商いは大学の勉強でどねんかなるもんじゃねぇ。
まして今は戦争中じゃ。
ちょっと気ぃ抜いたら隙ゅう見せたらたちまち潰されてしまう。
そういう時勢じゃ。
雉真の長男としてぬくぬく育ってきたおめえの手に負えることじゃねえ。
今のおめえにできるんは、せいぜい親の言うことを聞いて
会社の益になるおなごと婚約することぐれえじゃ。
そうしたら、いずれ戦争が終わった時、
おめえが好きなように商いするだけの財産を残してやれるんじゃ。
分かったら世まい言を言うとらんときっぱりと別れてけえ

 家族と家業を守るために必死に生きて来た人の言葉だった。
千吉さんの中には美都里のような「たちばな」を蔑む気持ちはない。
同じ商売人として生きていく厳しさも生き残る大変さもわかっているから。
だからこそ、そんな父の言葉は稔さんに深く刺さったと思う。
そして自分の覚悟のなさに気づかされ、
足元が崩れるようなショックで呆然としたのだろう。

 「たちばな」の前から立ち去っていく稔さんに気づいた金太は
声をかけずにはいられなかったさ。

会うてやってください。
それが一時、安子を苦しめることになっても
どうか安子に会うて、ちゃんと話うしてやってください。
お願いします


 辛い・・・
娘に別れ話をしてやってくれと頭を下げて頼むなんて・・
でも金太さんの父親としての深い愛情が伝わってきた。
そうしないと安子はずっとひきずって苦しみ続ける。
一緒になれないのなら、せめて大好きだった稔さんからはっきりと引導を渡して欲しい。それが心を通わせあった者への礼儀だし愛情だと思う。
別れ話は両方辛いけど、ここで逃げちゃダメなんだよ。

 父の言葉を聞いて安子を諦めるつもりになっていた稔さんだったが
会うと気持ちが揺らぐ。
『時間はかかるかもしれんけど戦争が終わったら・・・
大学卒業したら・・・きっと・・・』

 そんなの決断の先延ばしだよ。
安子に希望を持たせるのは残酷すぎる。
だから安子の方から終わらせた。
稔さんをこれ以上苦しめたくないから。

『間違うとったんです。最初から。
分かっとったはずじゃのに夢を見てしまいました。
長うて甘え夢を見続けてしまいました。
ラジオの講座がのうなったら、覚えた英語忘れてしもうた。
稔さんのこともきっと忘れられます

 辛い・・・(ノω;`)
何も考えずかけおちに走ることができる二人じゃない。
稔さんにはその勇気がなかったし、
安子は捨てられないほど「たちばな」も大切に思っているから。

 そうして初めて見えた稔さんの弱さ。
「夢から覚めた」悲しさとさびしさがじわじわと伝わってくる回でした。
稔さんも、初めて本当の自分自身を知ったんじゃなかろうか。
 





 11月17日(水曜日)第13話

 1942年6月5日、ラジオは『帝国海軍部隊は5日、東太平洋の敵根拠地ミッドウェーに対し猛烈なる強襲を敢行。甚大なる損害を与えたり』と伝えたが、実際に大損害を受けたのは日本軍だった。
そうして算太(濱田岳)に召集令状が届いた。

 算太って行方不明なんでしょ?
それでも岡山に戻って来たとこみると、家族の誰かとは連絡取っていたのかな?
(どこで何をしていたのやら・・)
でも金太さん(甲本雅裕)は勘当撤回せず。
家に入れるな!と小しずさん(西田尚美)に命じた。

戦争に行くんよ!?
遠い南方や大陸の前線で戦うかもしれんのんよ!?
せめて晩ごはんくれぇ…
』小しず
赤の他人が、どねんなろうと知ったことじゃねぇ』金太

 せめてお腹いっぱい食べさせてあげたいと、夜中一人で、
いろんな具を用意して愛情まんまの大きなおにぎりを
泣きながら作る小しずさん・・・(´;ω;`)
それを手に算太は出征していった。

 出発する時にも金太さんは一切顔を出さなかった。
ひとり、菓子の材料を練り続けていた。
涙を堪えながら。
「たちばな」二代目としての筋を通したんだね。
でも心の中で、きっと祈っていたと思う。
「決して死ぬな。生きて帰れよ」と。

 職人さんたちも次々と出征し、ついに最後の一人も「たちばな」を去った。
菓子を作るにも材料はなし、作り手も金太だけ。
「たちばな」はほぼ閉店状態になってしまった。

『安子・・・すまんかったな。
こねんことになるんじゃったら、あの時おめえと雉真さんの坊ちゃんのこと認めてやりゃあ良かった。そしたら、おめえに苦労かけることも』金太
やめて。
こうなることに決まっとったんじゃ。最初から・・』安子

 力なくつぶやく金太さんが悲しい・・・
でも、こっちが良くてもあっちが受け入れてくれないんだよ・・・
安子は必死に忘れようとしているんだから、もう言わないで・・(´;ω;`)

 一方、こんな時でも雉真繊維は大東亜銀行の頭取の娘と稔さん(松村北斗)の結婚を条件に融資を受け、工場を拡張。神田中佐(武井壮)の後ろ盾のお陰で大量の衣料品を軍に納入し、勢いを増していた。

 縁談が進んでいるのを知った勇(村上虹郎)はすぐに大阪の兄の元へ乗り込んださ。
見損なったよ!兄さんを信じとったのに!
あんこのこと傷つけたりせんて信じとったのに!

『それじゃったら・・お前が慰めてやりゃあええ・・』
ふざけんなよ!ふざけんなよ!
兄さんじゃから諦めたんじゃ!
兄さんじゃから・・・わしは…

『(泣)もう・・・どうだってええんじゃ・・・
どうだって…』

 初めて尊敬する兄に掴みかかり、初めて殴りつけた。
そして自暴自棄になり、ただ泣くしかない兄の姿を初めて見ただろう・・
劣等感を感じつつも誇れる兄だった稔の変わり果てた姿は衝撃だったろうし、憎しみよりも寂しさを感じ、大きな傷となったんじゃなかろうか。

『戦争は庶民の当たり前の生活をさまざまな形でゆがめむしばんでいきました。
世の中から外国語が消え、大学野球でもその影響は色濃くなりました。
夏には少年たちの憧れだった甲子園球場までもが解体されました。
金属を回収し武器を製造するためでした。
ジャズなど米英の楽曲は演奏が禁止され、
個人所有のレコードまでもが供出させられました』


 『蝕んでいく』という言葉そのものの日常。
審判の声も『正球』とか『悪球』とか、バカバカしいとしかいいようがない。
その頃、アメリカでは日本語の勉強をしていたと言うのに。
武器製造のために甲子園球場の金属まで使うってヤバすぎじゃん・・・(-公- ll)
レコード供出させてどうしようって言うのさ。

 みんな口には出さないけど、この状況をなんかおかしいなって思ってたんだろうな。
「Dippermouth Blues」の店名も「出歯口の憂鬱」に変えさせられたけど、マスター(世良公則)のせめてもの抵抗だったのかな。

 そうしてラジオが「学徒出陣決定」のニュースを伝えた。
街頭スピーカーをキッ!と睨む安子・・・

 嫌な時代だ。
ツイッターでどなたかが『朝ドラを見ていると戦争は二度としちゃいけないって自然と思う』って書いてらしたけど、本当にそう思う。大事なことはすべてドラマから教わった者としても。

 11月18日(木曜日)第14話

 腰痛が悪化し肺の病気も患っていた祖父・杵太郎(大和田伸也)が亡くなってしまった。
亡くなる直前まで職人の心意気が生きていた。
まるで子供のように餡子を愛しみ、その餡子をより美味しくするために
日々技術を磨いてきた杵太郎さん・・・
最期も甘い匂いに包まれてあの世へ旅立ったと思う。

 そして餡子と同じように愛した安子(上白石萌音)が幸せになることを信じて逝った。
『幸せになれ。幸せになれ。幸せに・・・なれ』
安子は自分の中の悲しみをあったかいもんで包まれ、
明日を信じる気持ちになれたはず。

 稔(松村北斗)の出征が決まり、千吉(段田安則)はその前に縁談をまとめようと奔走していた。
そんな父に勇(村上虹郎)は訴えた。
稔さんと安子を結婚させてあげて欲しいと。
『家のための結婚は、わしがするから』とまで言って。
さらに『安子に会ってもらえばわかるから』と。

 わたしゃ、勇のことを見直したよ(´;ω;`)
アンタの愛情は本物だよ。
安子と稔の思いを叶えてやろうと決意し、きっぱりと行動するなんて・・
ここまでの男気は朝ドラでも見たことないよ。

 それでも千吉さんの答えはNO!だった。
『今進みょおる縁談は雉真のため、ひいてはお国のためになるんじゃ』
『じゃけど・・・父さんは、どねん思ようるん。
父さんの工場で作る軍服を着て兄さんが戦争に行くことをどねえ感じとるん』勇
『おんなじことじゃ。
稔が雉真の学生服着て大学へ行くんも、雉真の軍服着て戦地に赴くんも、
わしにとっては誇らしい倅の・・・晴れ姿じゃ』

 そうは言っても千吉さんも人の親。
心の中じゃ自分の中の矛盾に嫌気がさしとる。
常に葛藤はあるが、そんなもん見せちゃやっていけない。
そげな思いを隠して「たちばな」ののれんをくぐったさ。

 ここがすごいよね。
ちゃんと勇の言葉を受け止めて安子に会いに来てくれた。

 安子は稔の父だとは知らずにおはぎが出せないお詫びとして、そして何やら悲しみを抱えていそうな千吉を励ましたくて杵太郎の初七日のためにひさ(鷲尾真知子)が作ったお汁粉を出した。
『はようお元気になってくださいね』

 その間の千吉と金太の父親同士の会話が沁みたよ・・・

 金太さんは今日が初七日だったこと、僅かに残っていた小豆と砂糖で父の好物である汁粉を作ったことを伝えた。

『そねぇな大事なものを、お嬢さんはなぜ見ず知らずの私に?』千吉
『何か気落ちしてらっしゃると感じたんでしょう。
甘えお汁粉を飲んで少しでも元気になってほしいと思うたんじゃ思います』金太

 一口飲んで、笑顔になり、千吉さんの表情が明るくなった。

「10点!」「10点!」「10点!」「10点!」「10点!」!
わたしゃね、安子が見ず知らずの人にさしだした優しさと思いやりに
泣けてきたよゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
貴重な小豆、貴重なお汁粉だよ。
それを一目見て、なにか心に思い煩うことがあるらしいと察して、
ちょっとの間でも忘れて幸せになって欲しいと出したお汁粉。

『この・・・母の作るお汁粉が、父の菓子作りの・・・この店の原点なんです。
父の旅立ちの時、真新しい気に入りの足袋をはかせてやることができました。
雉真繊維の足袋が足になじんで歩きやしんじゃいうて常々言ようりました』金太
『うちは足袋作りが原点でした。
突然、お邪魔して結構なお汁粉を頂戴しました』千吉

 稔さんが学徒出陣すると知った金太さんは
算太の話をした。

『うちのせがれは昨年、出征しました。
どうしようもねえ悪たれで勘当した息子です。
わしゃあ、意地ゅう張って最後までうちに入れてやらず、
見送りにも・・・
どうぞ悔いのないように息子さんを送り出されてください

 味を引き継いでいこうとする菓子職人と、
一代で会社を築き育て上げようとする社長さん、
どちらも大切なものを守るために戦っているのは同じ。
交わす言葉は少なかったけれど、それぞれの誇りを語り、認めあう二人は戦友のようでした。
千吉さんに語ることで金太さんは思いを再確認できたし、
杵太郎さん愛用の足袋の話が千吉さんに救いを感じさせてくれた。

 そして金太の父親としての後悔と悲しみを受け取った千吉さん。
金太さんも安子も自分のためなんかじゃない、真摯にただ相手のためを思っての行動であり、言葉。
この出会いと過ごした時間が、未来を変えるんだろうか・・・
期待してしまうよぅ・・・

 11月19日(金曜日)第15話

 出征を前に岡山に帰って来た稔さんを迎えた千吉さんは
『先方がお待ちじゃ!』と稔の手を引っ張ってある場所に連れて行った。

 そこはいつも安子が稔の無事を祈るために来ている神社。
『稔さん…』安子
『稔、あの人がおめえの祝言の相手じゃ』千吉

 この時点で、もう (ノ∀;`)・・・

 千吉さんは安子に稔の父であると名乗り、
稔には大東亜銀行の頭取との縁談は頭を下げて取りやめにしてもらったと伝えた。

『こねえだ「たちばな」を訪ねて安子さんに会うた。
なるほど、おめぇや勇の言うとおり、心の優しいええお嬢さんじゃ。
「たちばな」いう店も小せぇけど、堅実なええ商いをしてきたことがよう分かった。
まだまだ未熟なおめぇを支えてくれるんは、こういう家に育ったお嬢さんじゃと、心からそねえに思えた』

 言う事だけ言うと千吉さんは稔さんをポン!と叩いて去っていった。
その後ろ姿に深々と頭を下げる稔さん・・・

 ( ;∀;) 千吉さんの父親としての愛情は本物だった・・・
稔を支えて成長させてくれるのはこういう娘だという言葉にも実感があった。
てか、ここに来るまでのいろんな人の丁寧に積み重ねられたエピソードがあったから、心から嬉しく涙を流すことができる。キャストとスタッフのみなさんもすばらしい職人だよ。

『安子ちゃん・・・・僕と結婚してください
『はい』

 何度もうなづいていた安子・・・(ノ∀;`)
そして安子の涙を優しく拭いてあげた稔さん・・・
今回の件で自分の弱さに直面し真っ逆さまに落ちてしまったけど、
それでいいんだよ。弱さを知ってこそ強くなれるんじゃから。
安子がそばに居てくれたら、稔さんは日なたを見つめて歩いていくことができる。

 勇がお祝いに駆け付けてくれた。
(このプロポーズの立役者じゃもんな)

兄さん!』勇
『勇!』稔
おめでとう!』勇
『ありがとう』

あんこ。おめでとう!
『ありがとう。
ありがとう!勇ちゃん

 二人の邪魔をしないように少し離れた場所から祝福する勇に泣けた。
勇の行動が無ければ、2人は結ばれなかったよ。
いい男だよ。勇!ありがとう!(どの立場?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ)

 さて・・問題の義母との対面の時が来ました( ̄▽ ̄;)アハハ…
縁側にそっぽを向いて座る美都里さん。
千吉さんが「相手が誰でも気に入らん」と言ってたけど確かに(笑

『私、自転車に乗れませんでした。
しゃあけど、今は乗れます。
稔さんが教えてくださって毎日練習したからです。
時間はかかるかもしれませんけど、ええ嫁になれるよう努めます。
じゃからどうか、お願いします』安子

嫌よ。
じゃけど・・・
稔が心残りのまま戦地に行ってしまうのは、もっと嫌。
私がお嫁入りする時に雉真の母から頂いたものです。
粗末な身なりで婚礼の写真に収まられたら恥じゃからね』美都里
『・・・ありがとうございます』

 自分の髪からかんざしを抜いて安子の方に置いた美都里・・
それを手に取り、捧げ持つようにして深々と頭を下げた安子。

 この娘だったら、問題アリアリのこの義母の心だって
溶かして包んでくれるじゃろ・・
そして、美都里さんの母親としての愛情も本物だった。
もしかしたら戦争中じゃなかったら許してもらえなかったかもしれないが
みんな子供の幸せを心から願ってるんだよなぁ( ;∀;)

 さぁ、今度は橘家へ挨拶じゃ。

安子さんと結婚させてください。お願いします』稔
『・・・ふつつかな娘ですが・・・
稔君!安子をよろしゅうお願いします!』金太
ありがとうございます』稔
ありがとうございます』安子

 頭を下げる金太さんの親心に・・・。゚・(PД`q )・゚。
感無量の小しずさんの笑顔にも・・・
そしておじいちゃんもあの世で小躍りしているはずだよ。
ほら、ワシの言った通り幸せになれたって。

 簡素な式ののち、安子は雉真家の「若奥さん」となった。
さっそく指導を入れようと台所に来た美都里じゃったが、
安子はとっくに早起きしてきびきびと朝餉の準備を手伝っておった(笑
使用人たちも感心する働きぶり・・・
美都里のつけ入る隙なし(笑

 食事中、稔が安子をデートに誘ったぞ。
この時も美都里から横やりが入ったが千吉さんがピシャリと言ってくれた。
この義父さんが居る限り大丈夫ぢゃね。

 二人で「出歯口の憂鬱」へ行って、
マスターが取っておいてくれた本物のコーヒーを飲んで、
2人一緒に神社にご報告をして、
いちゃいちゃする姿も、おばちゃん、心から嬉しいわぁ

『安子、覚えとるかな?いつか話したこと。
雉真の製品を欧米と取り引きするんが僕の夢じゃて』稔
『はい。覚えとります』

早う戦争が終わってほしい。
どこの国とも自由に行き来できる。
どこの国の音楽でも自由に聴ける。
自由に演奏できる。
僕らの子供にゃあ・・・そんな世界を生きてほしい。
ひなたの道を歩いてほしい

『はい』

 次の世代に希望を繋ぐ稔さんが悲しい。
それでも幸せそうな二人の笑顔・・
稔さんは秘密と言ってたが、もう子供の名前を決めているそうな。
(まぁ、視聴者はみんな知っとるが(笑))

『安子と稔が一緒に暮らせたのは、ほんのひと月足らずでした。
短いけれど、幸せな日々でした』


 だから過去形で語るなよぅ!!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
稔さん、必ず、必ず帰ってくるのだよ〜〜

 はぁ〜〜今日はずっと泣きっぱなしだったよ(笑
思いがけないハッピーエンドに驚かされるやら嬉しいやらで、心揺さぶられ続けて、もう仕事サボってもいいレベルだったよ。月曜日からの一話一話、場面のひとつひとつが丁寧に重なり綴られ、金曜日できれいに終着(そしてさらに未来へと続く)する物語と向き合えていることに感動する。
戦争終わるまで、まだ2年もあるし、来週も厳しい展開があるだろうが、どんなふうに描いてくれるのか、ある意味楽しみでもあるんだよね。

 第1週  1925-1939 第2週 1939-1941
 第4週  1943-1945 第5週 1946-1948
 第6週  1948    第7週 1948-1951
 第8週  1951-1962 第9週 1962
 第10週 1962
 第11週 1962-1963 第12週 1963-1964
 第13週 1964-1965
 第14週 1965-1976 第15週 1976-1983
 第16週 1983
 第17週 1983-1984

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この記事へのコメント

1. Posted by ま・ここっと   2021年11月20日 03:07
今週は大和田伸也さんがむか〜し朝ドラ「藍より青く」で出征したまま帰らぬひとの役だったよね、なんてことを思い出しました。
2. Posted by きこり→ま・ここっとさん   2021年11月20日 17:55
>朝ドラ「藍より青く」で出征したまま帰らぬひとの役だったよね、
『藍より青く』!懐かしい!
でも、どんな内容だったかは覚えておらず・・( ̄▽ ̄;)
主演が真木洋子さんだったのは憶えているんですが、大和田さん、夫役だったのね。
今回のおじいちゃん役も軽妙で愛に溢れていて素敵でしたわ〜
3. Posted by ナナプ   2021年11月20日 20:18
えーん、本当だよ。来週は、赤ちゃんも生まれるようだけど、、、戦争やだよー、、、
4. Posted by 桔梗   2021年11月20日 21:39
一週間の内容が濃すぎてまとめて読むとびっくり。
神社でのプロポーズは「安子ちゃん…」のあと間があったので、まさか英語か?と一瞬思った(笑)。
おめでとう安子。婚礼写真も綺麗でした。
稔さんは畳の上で正座してる姿がステキ!
大阪で武井壮さんが出てた時部屋の隅できちんと挨拶してて、勇と大違い(笑)。
たちばなでの挨拶姿も、惚れ惚れする。
朝の食事の時のふたりの顔。微笑ましいわ。
結婚してからは子供の話ばかり・・。
城田さんのナレも優しく包み込んでくれる。
因みにガイドブックを久々に買いました。英語のテキスト11月号も。
5. Posted by きこり→ナナプさん   2021年11月21日 14:27
戦争は本当に嫌だよね。
生活の理不尽な辛さもあるけど、別れが辛い・・・
予告で赤ちゃん生まれていたけど、稔さんは抱っこできるんじゃろか・・(´;ω;`)
6. Posted by きこり→桔梗さん   2021年11月21日 14:46
>「安子ちゃん…」のあと間があったので、まさか英語か?と一瞬思った(笑)。
英語のテキストっぽいぞ(笑
千吉さんの言葉を受けて、稔さんは素直にプロポーズ、安子もすぐに受けたのがいいね。しつこいドラマだと、ここでまた遠慮したりするから(笑
ふたりとも、ちゃんとわかっている。
>勇と大違い(笑)。
( *^皿^) 私も、気が動転してるとは言え、勇よ、立ったままで挨拶かよ・・って思った(笑
そこもやっぱり長男と次男の違いなのかね。
稔さん、立ち居振る舞いが上品なのよね。本業は見たことないんだけど(笑
2人の仲睦まじい姿も本当に微笑ましくて、全国の視聴者を笑顔にしたと思うワ〜
このままお別れにだけはしないで欲しい・・・(´;ω;`)
>城田さんのナレも優しく包み込んでくれる。
最初の一週間ぐらい城田さんだって知らなかったよ(笑
英語パートも柔らかくて物語を静かに支えようと言う心遣いが感じられるよね。
お!ガイドブック買ったね!私は立ち読みするか・・(笑

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「ドドソソララソ」 第14話・第15話・最終話『スナック キズツキ』第7話 ヨシ子さん