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3713時間目 ~当て字・熟字訓~

次の漢字の読みを記せ。

Ⅰ 鹿葱

Ⅱ 知母

Ⅲ 鳥馬

Ⅳ 沃懸地

Ⅴ 香椿

Ⅵ 噴雪花

Ⅶ 丁斑魚

Ⅷ 蛛網

Ⅸ 煎豆湯

Ⅹ 斑雑毛

特別問題A~雑学~

次の設問に答えなさい。

(1) 湖畔にはブラックバスやブルーギルの回収ボックスが設置されている、滋賀県にある湖は何でしょう?
(2) 北海道では1000m、本州では2500mが目安とされる、背の高い植物が育つ限界の標高を何というでしょう?
(3) 京都の知恩院や二条城にあるものが有名な、歩くと軋んで音が鳴る廊下を何というでしょう?
(4) 諱を口にすることを避けるために、かつて中国で成人のときに付けられた、本名以外の名のことを何というでしょう?
(5) キーのIDコードと車のIDコードを照合して、一致したときのみエンジンを起動させる、車両の盗難防止装置を何というでしょう?

特別問題B~数学~

楕円x2+y2/3=1上の第1象限の点(a,b)を考える。また、A(-1,0).B(1,0)とする。

(1) 内積PAPBをbを含まないaの式で表せ。
(2) ∠APB=75°となるaの値を求めよ。 
[千葉大]

特別問題C~数学~

a,bを正の整数とする。4ab-1が(4a2-1)2を割り切るならば、a=bであることを示せ。


3713時間目模範解答

Ⅰ 鹿葱・・・なつずいせん[]
概容:ヒガンバナ科の多年草。

Ⅱ 知母・・・はなすげ[植]
概容:ユリ科の多年草。

Ⅲ 鳥馬・・・つぐみ[鳥]
概容:ヒタキ科ツグミ属に分類される鳥。

Ⅳ 沃懸地・・・いかけじ
意味:蒔絵の地蒔きの一。

Ⅴ 香椿・・・チャンチン[]
概容:センダン科の落葉高木。

Ⅵ 噴雪花・・・ゆきやなぎ
概容:バラ科の落葉小低木。

Ⅶ 丁斑魚・・・めだか[魚]
概容:ダツ目メダカ科の淡水魚。

Ⅷ 蛛網・・・い
意味:蜘蛛の糸。蜘蛛の巣。

Ⅸ 煎豆湯・・・コーヒー
概容:コーヒー豆を煎って粉に挽いたもの。

Ⅹ 斑雑毛・・・ふふき
意味:白髪が混じってる髪。

特別問題A~雑学~

(1) 琵琶湖
(2) 森林限界
(3) 鴬張り
(4) 字
(5) イモビライザー

特別問題B~数学~

(1) PA=(-1-a,-b)、PB=(1-a,-b)であるから、PAPB=(-1-a)(1-a)+b2=a2+b2-1
Pは楕円上の点であるからa2+b2/3=1、∴b2=3(1-a2)・・・① 代入して、PAPB=-2a2+2=2(1-a)(a-1)
(2) Pは楕円上の第1象限内の点であるから0<a<1である。①を用いて
|PA|=√{(a+1)2+b2}=√{2(2-a)(a+1)}、|PB|=√{2(a+2)(1-a)}である。また
cos75°=cos(30°+45°)=√3/2・1/√2-1/2・1/√2=(√6-√2)/4、0<a<1より両辺2乗して
16(1-a)(a+1)=(8-4√3)(2-a)(a+2)、4(1-a2)=(2-√3)(4-a2)、(2+√3)a2=4√3-4
a2=4(√3-1)/(2+√3)、4(√3-1)/(2+√3)=4(√3-1)(2-√3)=4(3√3-5)
したがって、
$a=2\sqrt{3\sqrt{5}-5}$

特別問題C~数学~

4ab-1が(4a2-1)2を割り切るがa≠bであるような正整数の対(a,b)を不都合な対と呼ぶことにする。
(Ⅰ) (a,b)が不都合な対であるとし、a<bであるとすると、c<aを満たす正整数cで(a,c)が不都合な対となるものが存在する。
(証明) (a,b) (a<b)が不都合な対であるとし、n=(4a2-1)2/(4ab-1)とすると、n=(-1)(-n)≡(-n)(4ab-1)=-(4a2-1)2≡-1 (mod 4a)
となるから、ある正整数cが存在してn=4ac-1とかける。a<bであるから4ac-1=(4a2-1)/(4ab-1)<4a2-1であり、したがって、c<aである。4ac-1は(4a2-1)2を割り切るから、(a,c)は不都合な対である。
(Ⅱ) もし(a,b)が不都合な対ならば(b,a)も不都合な対である。
(証明) 1=12≡(4ab)2 (mod 4ab-1)であるから
(4b2-1)2≡(4b2-(4ab)2)2=16b4(4a2-1)≡0 (mod 4ab-1)であるから4ab-1は(4b2-1)で割り切れる。
さて、もし不都合な対が1つでも存在したとしよう。不都合な対は正整数の対であるから、そのようなものが存在したとすると、(a,b)が不都合な対で2a+bが最小値をとるものを選ぶことができる。このときa<bであれば(Ⅰ)より正整数c<a(<b)が存在し、(a,c)も不都合な対となるが、2ac<2a+bであるからこれは2a+bが最小値という条件に反する。
一方、a>bであるとすると性質(Ⅱ)より(b,a)も不都合な対となるが、2b+a<2a+bであるので最小値の条件に反する。したがって不都合な対は存在しない。

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