あって当たり前のものなど何も無い
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今週はずっとロードバイクトレーニングを休んでいますが、お陰様で私の心臓には全く異常がないようです。普段と何も変わらず仕事や生活ができています。明日は日曜日なので１週間ぶりにゆっくりトレーニングを再開します。やっぱりまだあの胸の痛みと苦しさのトラウマがありますが、とりあえずそれに対処すると思われるホメオパシーのレメディーを飲んでおきました。
今回も本当に健康のありがたさを心から感じました。健康であるというだけで大変ありがたいことなのです。私たちは普通に目が見えて、歩けて、聞こえて・・・・・となるのが当たり前と思っていますが、本当はそうではないのですね。いくら健康でもある日突然病気が発症することもあります。
私のところに来ている７０歳くらいの人で腎臓の透析をしている人が居ます。腰の痛みで来られているのですが、透析をしているとは思えないほど肌もつやつやして元気そうに見えます。話を聞くと遺伝的な要因で５０歳くらいから腎臓の働きが弱くなり透析をするようになったとの事でした。
こういう人は暴飲暴食とか何も悪いことをしていないのに病気を発症されているので、本当にお気の毒に思います。二日に一回透析をするので生活や行動は制限されるし、旅行にもなかなかいけません。でも本人は「これは仕方がないこと」として、それを気に病むことなく暮らしておられます。私はこういう人は偉いなと思います。
やはり人は健康とか、今自分に与えられているものをもう一度再確認して感謝すべきでしょうね。人は当たり前と思っているものを無くした時に、その当り前のことが如何に大切だったかを知ります。
歩けて当り前、見えて当り前、毎日食べることができて当り前、住む所があって当たり前・・・・・・・・ではなくて、そういう自分に既に与えられているものの大切さをもう一度意識して確認するのですね。するとすでに多くの物が自分に与えられていることに気付きます。
大概の人は自分に無いものを探して欲しがります。お金がないとか、社会的地位がないとか、そういう自分に無いものを周りと見比べながら探して不満に思うのではなくて、既に自分に与えられているものを数えていくのですね。すると目が見えるとか、食べられるとか、既に自分に与えられているものが案外多いことに気付いて感謝の念が湧いてきます。。
今回私は自分の心臓が普通に動いてくれることが如何にありがたいことなのか、身に染みて分かりました。こういうことでもないと自分の心臓が毎日規則正しく動いてくれていることなど気にも留めていませんでした。心臓など動いていて当たり前と思っていましたね。「そうではないのだ」と気づいた時に、今普通に心臓が動いて、仕事ができて、生活ができていることに感謝の念が湧いてきます。
私達にはあって当たり前の物など何もないのですね。色々なものが既に自分に与えられていて、そして自分が生かされていることに今回改めて気付かされました。せっかく今日も生かして貰っているので、これからもっと大切に生きて行きますね。こういう気持ちで一生を全うしたいものです。本当にありがとうございます。
合掌
仏光
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