諸行無常で心配が無くなる | 仏光さんの心の相談室

諸行無常で心配が無くなる

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先週も仕事が毎日そこそこ忙しいのに、「よくこれだけ自転車に乗れるなぁ」と思うくらい、一日平均で70kmくらい走っていました。さすがに昨日はちょっと疲れたかなと思って、トレーニングを軽いメニューにしましたが、それでも一日で50km走っています。

 

今日は日曜日ですが、午後から雨模様でもあるので家の周りのコースでヒルクライムを少しやりました。でも基本的には今日は休みですね。自宅に置いてあるグストのロードバイクに乗りたいので走っただけです。

 

後15年で私は80歳になりますが、何事も無ければ毎日普通にこれくらいのトレーニングと仕事をしていると思います。それでも毎日身体は変化していきます。80歳まではトレーニングでより強く、そしてより速くなれると思いますが、80歳を超えると自分の筋肉や、心肺機能をはじめとする体力を維持するためのトレーニングになると思います。

 

だから後15年でどこまで強くなれるかが勝負ですね。諸行無常で私の体も含めて森羅万象全てのものは変化していきます。この宇宙で変化しないものは何一つ無いのですね。諸行無常の一番極端な例が自分の心です。こいつは常に変化し続けています。朝と夜で心の状態が全然違う時もあります。次に自分の体ですね。1分1秒必ず老化しています。

 

私もいつか死ぬし、それは明日かも知れません。ただ「諸行無常、すべての物は変わり続ける」という真理を自分のものにすると、不安や心配から人生が解放されます。私は自分でも不思議なほどあまり心配というものをしません。

 

それは諸行無常でたとえ自分が明日死ぬことになっても、それを素直に受け入れられるからですね。自分が明日死ぬことすら不安でなく心配していないのだから、他に心配することは実生活の中ではあまり無いのです。

 

年に数回の自主的な血液検査以外、私はレントゲンを撮るなどの健康診断をしません。私が癌で死ぬ場合は末期になるまで分かりません。そして抗がん剤や放射線などのがん治療を一切しません。ただがんによっては痛みや苦しみが本当の末期に出る場合があるので、緩和ケアーもやっているお友達の病院長に、「そうなったらモルヒネの大盛りを注文するからね」と言ってあります。

 

彼も「いつでもどうぞ!」と言ってくれてます。できれば病院ではなくて、在宅医療でモルヒネの大盛りを打って貰いたいと思っています。まあこれで、もしがんで死ぬことになっても安心ですね。がんで死ぬことすら安心なのだから、人生最後まで不安や恐怖はたぶん無いと思います。ただ痛いのが嫌なだけです。

 

できればぽっくり死にたいと思っているので、毎日トレーニングをしています。先日がんセンターに勤めている看護師の人から、80歳や90歳になってがんと告知されると、急に「生」に対する執着が出て来て、慌てふためき、嘆き苦しみ、不安と恐怖の中で毎日を過ごし死んでいく老人が多いことを聞きました。

 

80年、90年も生きた挙句に不安と恐怖の中で死んでいくのは、他の人はともかく私は御免こうむります。だから20数年前から「自分は明日死ぬ」と毎日自分に言い聞かせているのですね。これを毎日やっていくのも諸行無常の真理を自分のものとして受け入れていく良い方法になります。

 

よく何もしないで自分が死ぬことを想像だけで「自分がいつか死ぬのは仕方が無いと思っていますので、たぶん死ぬ時はそんなに慌てないと思います。」と平然と言っている人間が居ますが、そういう人間ほど普段毎日の生活で不安や恐怖を持って生きています。「誰かが陰で私の悪口を言っているのではないか?仲間外れにされるのではないか?」などと何かあると急に心配になったりするのですね。

 

普段の生活の中で普通に不安や心配がある人間が、「自分が病気で家族を残して死ぬとなれば、私の心は安心でとっても穏やかになります」という事は絶対無いのです。頭の中でいくら「私は大丈夫」などと思っていてもそうはなりません。特に安心安定が一番と思ってリスクを取ることなく安全パイで人生を送ってきた人は、まだ死んでもいないのに老後の生活資金などが心配になります。そういう人がいざがんになって自分が死ぬ時に平然と、「私の心は平穏です」などとは実際はならないのですね。

 

普段自分が死ぬことを現実として考えずに、想像やイメージだけでその様に言っている人間ほど、いざとなればがんセンターの多くの老人のように慌てます。ただ本人はかたくなにその時が来るまで、「私はそうではない。私はいざとなっても大丈夫。私はちゃんと分かっているから」と心から思い、そして現実を見ようともせずにそのように信じ続けます。

 

諸行無常の真理を自分のものにするのは実際には大変難しいことです。頭の中で「森羅万象、万物は変化する、フニャ」などと思っていても、それは自分のものにはなっていないのです。毎日の心のトレーニングと生活現場での真理の実践の末に、「諸行無常の真理」がやっと自分のものにできるかどうかになるのですね。それはまだ死ななくても普段の生活の中でいかに不安や心配、恐怖が無くなるかで分かります。

 

まあ多くの人はこのようなことを言っても、「ふん。そうですか。」で終わって、明日から今まで通りの生活に戻ります。そして「あなたは癌です」と告知されてから色々慌てます。でも中には「諸行無常とはそういう事か!」と気付く人も居るでしょう。

 

そういう人は「明日自分は死ぬ。今日が人生最後の日!」と思いながら今日から毎日人生最後の「今日」を大切にして生きて行ってください。そして明日死ぬのその「明日」は絶対にやってきます。きっと「自分は明日死ぬ」と言い続けることは、実際にいざとなる「明日」に役に立つと思いますよ。不安と恐怖の中で死ぬのはまっぴら御免ですからね。お互い「諸行無常」で生きていきましょうね!

 

合掌

 

仏光

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