満月の夜 [日常]
21日は中秋の名月、しかも満月となると見ざるを得ない。
と思っていたが、福岡エリアは曇りのため見ることができなかった。
22日に一日遅れだが見ることにする。
満月というといつも思い出すのが、「さんごの産卵」(Coral Spawning)のことだ。
年に一回、海水温が24度を超える頃の満月の夜に、一斉に産卵する。
大体毎年6月から7月頃の満月の夜になる。
1987〜8年頃だったか、ハワイで活動していた海洋学者 Katherine Muzikさんがサンゴの産卵のビデオを作りたいと相談にこられた。
恥ずかしながら、サンゴが動物であり、卵を産んで増えるということをその時初めて知った。
キャサリンさんはそのことを子供たちに伝えたいと和田誠さんと絵本を作ったのだが、さらにビデオでしかもハイビジョンでも作りたいとのことだった。
その企画主旨に賛同して、世界一美しい海と言われている沖縄の慶良間諸島に滞在して撮影を行った。
ちょうどその頃、「マリリンに会いたい」という映画が公開されたが、その撮影は慶良間島のすぐ前に浮かぶ阿嘉島が舞台となっていた。
満月の月明かりの下の海中の水中ハイビジョンカメラから送られてくる映像を船上で確認しながら数時間を過ごしたが、この世のものとは思えない未体験世界が海中で繰り広げられていて、その様子をライブで見ているという幸運に心から感謝した。
それだけ鮮明に我が脳裏に刻まれたためか、今でも深夜の鮮やかな海中の様子が満月のたびに目に浮かんでくるのである。
絵本:エリセラさんご
著者:水木桂子(みずき けいこ)
本名:Katherine Muzik
1981年から1988年にかけて八坂のサンゴ研究のため、沖縄に住む。もともと海洋生物学者として、サントリー生物有機科学研究所の後援を受け、海の環境問題について研究するため、さらに沖縄にとどまる。
現在は、カリブ海の島プエルトリコに住む。
挿絵:和田誠
と思っていたが、福岡エリアは曇りのため見ることができなかった。
22日に一日遅れだが見ることにする。
満月というといつも思い出すのが、「さんごの産卵」(Coral Spawning)のことだ。
年に一回、海水温が24度を超える頃の満月の夜に、一斉に産卵する。
大体毎年6月から7月頃の満月の夜になる。
1987〜8年頃だったか、ハワイで活動していた海洋学者 Katherine Muzikさんがサンゴの産卵のビデオを作りたいと相談にこられた。
恥ずかしながら、サンゴが動物であり、卵を産んで増えるということをその時初めて知った。
キャサリンさんはそのことを子供たちに伝えたいと和田誠さんと絵本を作ったのだが、さらにビデオでしかもハイビジョンでも作りたいとのことだった。
その企画主旨に賛同して、世界一美しい海と言われている沖縄の慶良間諸島に滞在して撮影を行った。
ちょうどその頃、「マリリンに会いたい」という映画が公開されたが、その撮影は慶良間島のすぐ前に浮かぶ阿嘉島が舞台となっていた。
満月の月明かりの下の海中の水中ハイビジョンカメラから送られてくる映像を船上で確認しながら数時間を過ごしたが、この世のものとは思えない未体験世界が海中で繰り広げられていて、その様子をライブで見ているという幸運に心から感謝した。
それだけ鮮明に我が脳裏に刻まれたためか、今でも深夜の鮮やかな海中の様子が満月のたびに目に浮かんでくるのである。
絵本:エリセラさんご
著者:水木桂子(みずき けいこ)
本名:Katherine Muzik
1981年から1988年にかけて八坂のサンゴ研究のため、沖縄に住む。もともと海洋生物学者として、サントリー生物有機科学研究所の後援を受け、海の環境問題について研究するため、さらに沖縄にとどまる。
現在は、カリブ海の島プエルトリコに住む。
挿絵:和田誠
タグ:サンゴ 産卵
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