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今後の予定
① 本試験当日の講評
管理業務主任者本試験当日(2021/12/5)の夜、本試験の講評をユーチューブで配信する予定です(詳細は別途)。
② 管理業務主任者本試験に向けて
マンション管理士本試験後も、引き続き(頻度は少し減りますが)管理業務主任者本試験に向けてブログを更新します。
③ 令和3年度 本試験分析会
2022年1月29日(土)の午前中、「令和3年度マンション管理士・管理業務主任者 本試験分析会」を行う予定です(詳細は後日)。
令和3年度マンション管理士本試験講評はコチラ↓
皆さん、こんにちは。平柳です。
今日は宅建士の10月試験の合格発表だったそうですね。
合格点は34点だったとのこと。
努力が実を結び、合格された受験生の皆さん、本当におめでとうございます!
さて、今度は管理業務主任者試験です。
本試験まで、今日を含めてあと5日になりましたが、受験生の皆さん、最後の調整はいかがですか?
これまで、様々な時間の制約のある中で頑張ってこられたと思いますが、本試験を目前に控え、きっと色々と不安な思いにかられている方もいらっしゃることと思います。
一体どんな問題が出るんだろう…
何点くらい取ればいいんだろう…
時間が足りなくなったらどうしよう…
今年も設備の問題は細かいのかな…
この時期はとても精神的につらく、苦しいですね。
でも、これらの疑問は、今どんなに考えても解決しない問題です。
それならば、「今」考えるのは時間のムダ。
本試験までの貴重な時間は、「あと1点!」のために使いましょう。
使い慣れたテキスト、解き慣れた過去問、まとめたノート…なんでもいいですから、「自分に一番なじみのあるもの」を使い、「当たり前のことを当たり前だと確認する」作業をしてください。
前回のブログ(➡コチラ)で書いた年度の過去問は終わりましたか?
終わったら次は「1点を積み上げていく作業」に移りましょう。
昨年度(R2)の管理業務主任者の出題数を分析し、分野を出題数の多い順に並べると、次のようになります(複合問題はメインの分野でカウントしています)。
①建築設備関連:10問
②民法・借地借家法関連:8問
③区分所有法関連:6問
④標準管理規約関連:6問
⑤マンション管理適正化法関連:5問
⑥標準管理委託契約書関連:3問
⑦会計・税関連:3問
⑧管理費の滞納に対する対策等:2問
⑨その他(バリアフリー法、品確法、不動産登記法、個人情報保護法、住宅宿泊事業法、各種の法令、宅建業法):各1問
このなかでどこに力を注げば「+1点」につながるのか?を自分なりに見極めるのが重要になりますが、注意が必要なのは、①と②です。
①の建築設備関連は、出題数は多いものの、毎年半分以上は、過去の本試験でも問われたことのないような目新しい出題がなされます。
つまり、短期間の学習でこの分野の得点を上げることが非常に難しい分野だということです。
ですから、建築設備分野は
「覚えるべき数字を正確に記憶する」
「過去問集で特AあるいはAランクと表記されているような重要な過去問のみ確認する」
といった作業にとどめておいた方がよいでしょう。
また、②の民法関連は、6問分は問1~問6に配置されており、試験開始直後、意気込む皆さんの出鼻をくじく問題が多数出題されます。
ここでペースを乱される受験生、メンタルをやられる受験生が毎年たくさん出ますので、
「わからない・時間がかかりそうならどんどん後回し」
を実践して下さい。
過去の出題分野から重要度が高いものということであれば、
・意思表示(今年は特に錯誤・詐欺・強迫に注意)
・代理(特に代理権の濫用に注意)
・消滅時効(特に、時効の完成猶予と更新制度に注意)
・共有(全般)
・売買契約(特に契約不適合責任)
・賃貸借(特に敷金関係と借地借家法)
・不法行為(特に使用者責任と工作物責任)
・相続(全般)
あたりです。
令和2年度・令和3年度あたりのマンション管理士試験の内容なども踏まえますと、
・保証・連帯保証全般
➡特に個人根保証契約。「個人」が根保証契約を締結する場合、「極度額を定めること」、「契約は書面又は電磁的記録ですること」が必要。
・管理費滞納の場合の法定利率
➡2020年3月31日までは民事で年5%。2020年4月1日以降は年3%。
➡異なる約定利率が定められていれば、それに従う。
といったあたりも押さえておくとよいでしょう。
ただ、民法は分野が幅広く、難しい問題を作ることも容易なので、やはり、短期間の学習で得点につなげることが非常に難しい分野です。
これまであまり立ち入った学習をしていないという場合は、この時期にゼロからやるのはおすすめできません。
以上をふまえ、短期間でも勉強したことが1点につながりやすい分野は、
③区分所有法関連:6問
④標準管理規約関連:6問
⑤マンション管理適正化法関連:5問
⑥標準管理委託契約書関連:3問
⑦会計・税関連:3問
⑧管理費の滞納に対する対策等:2問
この6分野ということになります(⑨のその他法令は、出題項目が年によって異なるので、宅建業法以外はパス)。
中でも特に⑥・⑦・⑧は、出題パターンや論点が固定化されているものが多いので、短期間で一気に過去問を確認することで、効果的に得点UPにつながります。
上記各分野の中でも、特に出題頻度の高いテーマ・項目を挙げておきますので、過去問集の「目次」などを目安に、関連する過去問を重点的に学習しましょう。
・③区分所有法関連
➡管理組合法人
➡規約
➡集会
・④標準管理規約関連
➡管理
➡管理組合
➡理事会
➡会計
・⑤マンション管理適正化法関連(例年問46~問50)
➡管理業務主任者
➡重要事項説明
➡管理事務報告
➡適正化指針
・⑥標準管理委託契約書関連(例年問7~問9)
➡全般的にまんべんなく出る
・⑦会計・税関連(例年問14~問16)
➡仕訳
➡消費税
・⑧管理費の滞納に対する対策等(例年問10・問11)
➡訴訟に関する基礎知識全般
➡消滅時効(時効の遡及効、時効の完成猶予・更新)
➡少額訴訟
なお、①の建築設備関連を学習する余裕がある方のために、両分野で頻出の項目も挙げておきます。
・①建築設備関連
➡建築基準法(用語の定義、単体規定)
➡給水設備、排水設備
➡建築構造(特にコンクリート関連)
限られた時間の中で「やりたいことすべて」をやりきって本試験に臨むことはできません。
「自分の中での優先順位」をもとに「時間切れになるまでやって本試験に臨めればOK」と割り切ってやりましょう。
日曜日の管理業務主任者本試験まで、本当にあともう少しです。
受験生の皆さん、最後まであきらめずに精一杯頑張りましょう!!
次回は12/3(金)あたりに更新の予定です。
またブログを見に来てくださいね。
2021年12月1日
平柳 将人
ここまで読んで下さった皆さん
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