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「もはや洒落にならない日本の食料危機」(前半)三橋貴明 AJER2022.11.8
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一般参加可能な講演会のお知らせ
2023年1月29日(日) 三橋貴明先生の仙台勉強会
http://mtdata.jp/data_81.html#sendai
グローバリズムの植民地と化した日本 亡国を回避するためには?[三橋TV第629回]藤井聡・三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/CoLPNB55yRc
貨幣観の間違いによる亡国路線が、いよいよ行き着くとこまで行き着いた感があります。
「国の借金で破綻する~」
と、言われ始め、すでに四半世紀以上が経過しています。(95年11月国会から)
【日本政府(中央政府・地方公共団体)の長期債務残高の推移(兆円)】
http://mtdata.jp/data_81.html#saimu
1970年度と比較し、日本政府の長期債務残高は今年度末までに170倍を超えてきますが、未だに、
「国の借金は将来世代へのツケ」
「国の借金は将来世代への若い世代やその後にいく」
などと、言ってのける愚者たちが政府の中枢にいる。お前ら、あと何十年、そのレトリックを使い続けるつもりなんだ。
二倍や三倍ならまだしも、「現実」に170倍超になっている。どこの世界に、「貸した金」が170倍になることを認める「貸し手」がいるんだ。明治時代から見れば、3740万倍だぞ・・・・(実質でも546倍・・・・)。
『増税「政権吹っ飛ぶ」国債「後世に負担」 防衛費強化、両方いばら道
「防衛力の抜本的強化」に向け、政府の有識者会議が報告書をとりまとめた。増税は明記せず、「幅広い税目による負担が必要」と提言した。政府・与党は年末に向けて詰めの協議に入るが、防衛費の中身や規模、その裏付けとなる財源は不透明だ。
有識者会議の最終日だった21日、あるメンバーのもとに自民党議員が接触し、こう訴えてきたという。
「増税なき防衛力の強化をめざしてほしい」
最大の焦点の一つである防衛費増額の財源について、自民党内には国債(借金)発行でまかなうべきだとの声が、なお根強い。
このメンバーは「国債は借金。その負担が若い世代やその後にいく。何を考えているのか」と、憤りを隠さない。有識者会議がまとめた報告書では「国債発行が前提となることがあってはならない」と断じた。(後略)』
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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
皇統論第四十六回「刀伊の入寇」、歴史時事第四十六回「イングランド大内戦(ピューリタン革命)」がリリースになりました。ぜひ、ご入会下さい。
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相変わらず朝日新聞は「借金」「借金」とうるさいですが、国債は国庫債券の略です。国家債務ではない。
日本銀行券は、日本銀行が発行した債券(債権、ではない)。国債は国庫が発行した債券。
国債について「借金」「借金」言うならば、自分の財布の中に入っている現金紙幣(日本銀行券)についても「借金」と呼べよ。
両者ともに、日本政府・日本銀行のバランスシートの貸方に「負債」として計上されていることに変わりは無いんだよ。
以前よりも「マシ」だと思えるのは、自民党内に「国庫債券」の正体に「気が付いた」議員が増えてきたことです。東日本大震災後の復興債のときには、ここまで「議論」になることは無かった(当時の与党は民主党ですが)。
「気が付いた」とは、国債は国庫が発行する「債券=貨幣」であることに加え、そもそも貨幣とは、
「誰かがバランスシート上の貸方の数字を増やすこと」
で発行されているという現実を知った、という意味でもあります。
貨幣は、発行者の貸方の負債の数字を増やすことで発行される。逆に、負債が返済されれば、貨幣が消滅する。
国債を発行すれば、国民の資産(ほぼ銀行預金)が増える。逆に国債をネットで償還すると、国民の資産(ほぼ銀行預金)が消える。
2020年度の特別定額給付金で、全ての国民が「経験」したはずだ。
我々は「国民の資産を増やす」形で防衛費を増やせと主張しているわけですが、未だに「国民の資産を減らす=増税」にこだわる連中が少なくない。
いい加減にしよう。
国債発行で、防衛費を増やす。すなわち、防衛力を強化しながら、国民の資産が積み増される。
一体、何が問題だというのか!
「一体、何が問題だというのか!」に、ご賛同下さる方は、