英ゴリ本 078 [ ▲ 英ゴリラの読書]
English Fairy Tales
18. The story of
the three bears
-------------------------------------
by Anonymous
collected by Joseph Jacobs
[First published 1890]
森の中の家に、3頭の 熊 が住んでいました。
大きいの, 中ぐらいの, 小さいの, ... で、
恐らくは、お父さん, お母さん, 子供, です。
ベッドも食器も、身体の大きさに合わせ
大・中・小 と、取り揃えてありました。
ある日、3頭は
朝食のお粥が冷めるのを待つ間
散歩に出掛けたのですが、
留守中に、家に入り込んだ不届き者が!
それは、可愛い 少女 ...ではなくて、
性悪な 老女! でした。
彼女は、テーブルの上のお粥を食べます。
まず、大きい器から ... 熱い!... 悪態をつく
中くらいの器は、冷え過ぎ! ... 悪態をつく
小さい器のを食べ、足りない!と、悪態をつく
それから、椅子に座ります。
大 ... 硬過ぎる
中 ... 柔らか過ぎる
小さいのは 重みで壊れ、痛い!と、悪態をつく
更に、2階の寝室でベッドに寝ます。
大 ... 頭の部分が高い
中 ... 足の部分が高い
小さいのは 快適で、すやすや眠ります
帰宅した3頭は、驚き叫びます。
誰かが、私達のお粥を食べた!
誰かが、私達の椅子に座った!
誰かが、私達のベッドに寝た!
... そして、老女が、今も眠っている!
小熊の声で目覚めた老女は、驚いて
窓から外に逃げ出します。
えっ!? 2階ですけど?
... その後、彼女かどうなったのか?
落ちて首の骨を折ったのか?
森に逃げ込んで道に迷ったのか?
警察に捕まって、浮浪者施設に送られたのか?
... 誰も、知りません。
ただ、3頭によれば
それきり彼女を見たことがないそうです。
まさか、食べちゃった!?... ってことは ...
ないですよね!?...
熊だってこんなヘソ曲がりの意地悪バァさんはまずそうなので食べたくないですよ(^^)
by プー太の父 (2022-08-14 11:02)
プー太の父 san,
確かに貧しい老女は、骨筋皮ばかりで
食べるところは少なそうですわ (苦笑)
これに似た話を、子供の頃に読みましたが、
熊の家で同じことをしたのは、少女でした。
2階から飛び降りたりせず、熊と友達にな
りました。
by sasanono (2022-08-15 13:24)