世界一周ブログ　～世界一周大百科～

イスタンブールからルーマニアの首都である
ブカレストへの直行の夜行バスは夜10時発だった。

一番安いバスにしたので車体はオンボロで、
自分以外に旅人らしき乗客はいないようだった。

隣が、かわいいルーマニア美女だったら・・・
という、ほのかな期待は見事に裏切られ、
自分の座席の隣は、40代後半といった感じのオジサンだった・・・。

とりあえず「ハーイ！」と笑顔で挨拶すると、
オジサンは少し驚いた表情で「おぅ！」というような言葉を発した。

バスが出発後、しばらくしてオジサンとの会話が始まった。
彼は、ルーマニア語しか話せず、英語はまったく通じなかった。

ルーマニア（Romania)は書いて字のごとく、
ローマ帝国の領土だったことがあり、その国名も「ローマ人の土地」
という意味であり、東欧唯一のラテンの国だ。

なので、ルーマニア語はイタリア語に似ている。

そこで、私はこれもイタリア語に似ている
中南米仕込みのスペイン語を試してみたが通じなかった。(TωT)

しかたないので、日本語とジェスチャーで会話することにした。

こういうときは、自然に感情を込めることができる
母国語で話すのが、一番相手に気持ちが伝わりやすい。

オジサンの話では、このバスの乗客は全員ルーマニア人で
トルコに買い物というか、仕入れに来たのだという。

私は、すでにルーマニアへ行った旅人からもらった
地球の歩き方を出して、それをネタにいろいろ話を聞いたりした。

２時間くらい話していただろうか。

会話もひと段落したので、しばらく寝ようと思い、
私はヘッドホンをして目を閉じた。

すると、オジサンは寝ようとしている私の肩を叩いて
なにかを急に思い出しように質問してきた。

いきなりで意味がわからなかったので、聞き直すと
もう一度ゆっくりと、こういうジェスチャーをした。

ワキ

剃る

日本

おっぱい

・・・。

つまり、オジサンの質問は、

「日本人の女はワキ毛を剃るのか？？？」

どうしても寝る前に聞いておきたかったらしい。(´∀｀)

私は苦笑しながら「剃るよ！全部剃る」と答えた。

オジサンは、「ほ～、そうなのか」という顔をして
じゃあ「こっちは？」と股間を指差した。

私は、さらに苦笑して「下は剃らないよ」と答えた。
すると、オジサンは「全く剃らないのか？」と聞くので、

私はジーンズの上から、コマネチのポーズをして
毛がハミ出さないように剃ったり、抜いたりはするけど、
ツルツルに剃ってる人はほとんどいないとジェスチャーで説明した。

コマネチ、コマネチと言いながら必死に説明する私と、
私の股間を見つめて、真剣な眼差しで説明を聞くオジサン・・・(・∀・)

注）コマネチはルーマニア人です。

オジサンは、どうやら理解してくれたらしく、
「日本人の女は、上は剃って、下は剃らないんだな。」と、
私に確認するように言ったあと、

「ルーマニアの女はな、・・・」　


後編へ続く。


久しぶりに、ちゃんと記事を書いたら
たったこれだけ書くのに４時間もかかってしまいました・・・（泣）

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