2020年メルセデスランク4位の小祝さんの成績です。右側は2019年の順位です。
優勝回数 1勝
メルセデスランク 4位←6位
賞金 4位←8位
平均ストローク 4位←10位
パーオン率 9位←15位
平均パット数 9位←16位
総パット数平均 18位←36位
パーセーブ率 4位←9位
平均バーディ数 6位←15位
フェアウェーキープ率 63位←43位
リカバリー率 6位←15位
サンドセーブ率 17位←81位
3パット率 12位←30位
ダブルボギー率 15位←22位
パーブレイク率 4位←14位
パー3平均スコア 6位←9位
パー4平均スコア 4位←12位
パー5平均スコア 7位←18位
予選R平均ストローク 1位←13位
決勝R平均ストローク 9位←9位
安定感のある小祝さんですが、優勝は1回のみでした。複数回優勝のチャンスはありましたが、2位が2回ありました。笹生さんとの死闘の末2打差で敗れたニトリと、原英莉花さんに追いつけなかった日本女子オープンでした。ニトリでは小祝さんも良いプレーをしたのですが、笹生さんが良すぎました。
小祝さんのスタッツは2019年よりも確実に良くなっています。2019年もメルセデスランク6位、賞金ランク8位でしたので、1桁順位の部門がもっと多いと思っていましたが主要スタッツでは9位のパーセーブ率だけでした。2020年はパーセーブ率は4位に上がり、パーオン率も平均パット数も9位に上がりました。完成された選手のように見えて、まだまだ若い選手なので成長しているのですね。
小祝さんのゴルフはティーショットの飛距離は出るほうですが、フェアウェーキープ率はそれほど高くありません。それでもパーオンして、ある程度のバーディチャンスを作れるゴルフをしています。パットが課題だと言われてきましたが、それほどパットが下手ということはなく、2020年に関してはかなり勝負所のパットを入れていたような気がします。
もう少しフェアウェーキープ率が高ければパーオン率も上がり、もっとバーディを獲れるゴルフができるでしょう。それが勝負強さに繋がってくると思います。
2020年に関しては予選ラウンドでしっかり上位に付けて優勝争いに食い込んでいますが、決勝ラウンドで順位を下げた試合が何度かありました。
特に、終盤戦はティーショットが曲がってバーディチャンスに付けることができない試合がありました。調子を落としていたようですね。
2021年は長丁場になります。不調の時期を短くすることができればランクアップが期待できます。ただ、ランク1位というイメージができないところがありますね。この壁を早く打ち破って欲しいです。