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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2023年01月25日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:ジャズ
ハード・バップからファンキーへ


 本盤『ライト・フット(Light Foot)』は、『ブルース・ウォーク』と同じ年(1958年)に録音されたアルト奏者ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)のリーダー作である。発売時期は数年後となったが、メンバー(ドラマー以外は同じ顔ぶれ)を見てもわかるように、『ブルース・ウォーク』と同じ編成であり、似た傾向を持った作品と言える。

 その特徴は、ピアノ・トリオにドナルドソンのワン・ホーンという編成に、コンガ(レイ・バレット)が加わっている点。そして、ピアノの担当がハーマン・フォスターという個性的なピアニストという点にある。この二人の組み合わせは、“ファンキー・ジャズ”というワードで表現されることが多い。少し言葉を足すならば、ハード・バップが存在してこそのファンキーだったのではないかと思ったりする。つまりは、何もないところから、このファンキーなノリが出てきたという訳ではない。ジャズ音楽の進展とともに一つのスタイル(ハード・バップ)が出来上がってきて、それがあったからこそ、このファンキーなサウンドが生まれることになったのではないだろうか。

 アルバム収録曲のうち、前半(1.~3.)はドナルドソンのペンによるナンバー。対して、後半(4.~7.)は彼以外の人物によるナンバーが演奏されていて、ハーマン・フォスターの曲(6.)や有名スタンダード(7.)も含む。

 注目したい曲としては、まずは冒頭に収められている表題曲の1.「ライト・フット」。ハード・バップを踏まえてファンキーへと向かうという、上述のイメージがよくわかる演奏だと思う。続いては、3.「メアリー・アン」。曲の冒頭から、レイ・バレットのコンガが実に効果的で、なおかつ饒舌なロナルドンのサックスがいい。7.「星影のステラ」は、サックスをはじめとして演奏全体の滑らかさが心地よい。

 正座して聴く(ジャズのリスナーにはそうした傾向の人が一定数いる)のではなく、リラックスして聴く。そしてその内容は、小難しいというよりは大らかで楽しい。しかし、従前の音楽を再現しているわけではなく、“らしさ”を発揮している。本盤『ライト・フット』は、そんな風に楽しんで聴く作品と言えるような気がする。


[収録曲]

1. Light-Foot
2. Hog Maw
3. Mary Ann
4. Green Eyes
5. Walking by the River
6. Day Dreams
7. Stella by Starlight


[パーソネル・録音]

Lou Donaldson (as)
Herman Foster (p)
Peck Morrison (b)
Jimmy Wormworth (ds)
Ray Barretto (conga)

1958年12月14日録音。




 ​
ライト・フット [ ルー・ドナルドソン ]

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Last updated  2023年01月25日 05時25分26秒
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