Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

本日は地元の農業高校で講演。

社会福祉協議会のLGBTQプログラム

『生き方講座』のゲストとして一緒に行かせて頂きました。

高校1・2年生に語る

私の人生の話。

「こんな人生もあるんだなー。」

「こんなんでも生きていけるんだなー。」

「こんな人もいるんだなー。」

って心が軽くなったらいいなー。

生き方講座ということもあって

そんなメッセージを送っていた。

55分間の講演を終えて

一人の先生が近寄ってきた。

「あの、えまの・・・」



「小学校のときの同級生です。」

あー!

覚えてるー!

まさか先生になっているとは知らず。

嬉しい再会だった。

「変わってない。」

はい。

私は大きくなっても変わらない(笑)

地元でこういう形で旧友との再会。

それを喜べる今。

それがどんなに幸せなことか。

それを私は実感し噛み締めている。



高校生が種から育てたお花をもらった!↑
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「今までだったら、

“あいつはLGBTQだから”と思ったかもしれないけど、

“あいつはあいつ” でいいと思いました。」

生徒からのお礼の言葉で出てきた一文。

今日は中学3年生に講演会。

“あなたはあなた”と私が伝えたのを

自分の言葉にして口にしてくれたのだと思います。

この生徒が使う「あいつ」は人を傷つけるものじゃない。

不器用な言葉の中に優しささえ感じました。

言葉一つで

人を傷つけることも

人を受け入れることもできる。

私は今日

この言葉の奥にあるものを感じて

とてもあったかい気持ちになりました。

 

なんだか人間らしくていい。↓
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正面玄関前

「こんにちは。」と挨拶をしてくれながら

子どもたちの跳ぶ大縄を回す先生。

「あ、こんにちはー。」とそそくさと職員室へ向かう私。

その後

校長室に現れたのは

さっきの先生だった!(笑)

本日は教育実習を一緒にした友達の学校へ

人権学習の講師として参上。

「あのとき、私、“都こんぶ” ぐらいペラペラでごめんやで。

今は“茎こんぶ” ぐらいの厚さになってん!(笑)

今さらだけど、自分にできることないかなって。

うちの学校に来てくれへん?」

教育実習の最終日に

担当のクラスでカミングアウトをした。

そのときに生徒たちと一緒に聞いてくれていたのが

今日呼んでくれた友である。

車を走らせ

学校についたのは昼休み。

にぎやかな校庭。

子どもたちの中に紛れて楽しそうな先生の姿。

そう

それがあの校長先生。

この学校から溢れる

温もりや幸せ。

その思い

その重み

しかと受け取りました。

子どもたちや先生たちから

学ぶことの多いこと!

改めて学校は

学びの場であることを実感しました。


校長室での談話も濃い。↓
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教員時代に出会い

今もなお教員をしている友達。

そんな友達の学校へ

LGBTQ学習の講師として参上!

事前学習では

「先生の友達やねん!」と私を紹介してくれ

「エマいつくるん?」と生徒は聞き

そんなこんなで迎えた今日は

「エマ―!」と初対面の生徒に呼んで頂けるという

幸せな日だった。

教員ではない私だから

伝えられることがある。

教員だった私だから

先生方とできることがある。

私が今

講師として学校に行く意義を改めて感じ

私のこれまでの道のりが

全てつながっていると感じる出来事だった。


そんな気づきを、ありがとう。↓
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毎年

「今年もお願いします!」

と電話をくれる三重の中学校の先生。

「喜んで!」

と毎年答える私。

そんな勢いで今日もその中学校の出会い学習に。

「なんで来てくれたんですか?」

という生徒の質問には

「先生が呼んでくれるんです。」

とありのままを答えた。

先生との出会いから始まったこの中学校での出会い学習。

気づけば4年目。

年数を重ねてようやく気づいた。

一期一会じゃない出会い学習もあるんだと。


出会いとご縁に感謝です。↓
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小2女子。

レゴブロックを持ち出し

「えまの豪邸を作ってあげる!」

と言われたので

「できたら見せてね。」

と答えた。

しばらくしてから呼ばれたので行ってみると

突然(大体いつも突然)

「えまって男みたいなの、なぁぜなぁぜ?」

と言われたので

「なぜだと思う?」

と聞いてみた。

「すきなもの(服)、きてるから!」

と。

「そうだよ!好きなもの着てる。」

と答えた。

“男っぽい服”とかではなく

 

“好きな服”を着ている

 

というのがまさにその通りで

 

思わず笑顔で頷いた。

 

その後

 

出来上がったレゴの豪邸を

 

解説付きで紹介してもらった。

 

えまの家。

 

その一部屋にもう一人いたので

 

「これは誰?」

 

と聞くと

 

「彼女。」

 

とのこと。

 

なんの違和感もなく自然に答えたその答えに

 

なんかすげーなーって思った。



児童館での日々は、こんな感じ。↓
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今日は中学校の生徒会が企画した

「LGBTQ+を学ぶ会」で講演会。

生徒会担当の先生から電話があり

生徒からも電話があり

「喜んでお引き受けします!」

と返答してから数か月。

講演当日には

生徒会がレインボー缶バッジを作成していた。

「いいですねー!」

ともらってすぐに胸につけて講演をした(笑)

講演を終えたあと

控え室まで生徒会の生徒が案内してくれたので

「生徒会、なんでやろうと思ったの?」

と話をしながら一緒に歩いた。

「自分にもできることがあるんじゃないかと思って。2期目です。」

「へー!ちなみにどのポジションしてるの?」

「生徒会の会長です。」

「えー!!かっこいいなぁ!!」

控え目な口調や姿勢。

静かな中に熱いものを感じて

思わずそう言ってしまった。

会長だからかっこいいんじゃない。

自分にできることをってひたむきにしているあなたがかっこよかったんだ。

伝わったかな。


学校が、先生が、生徒が、動き始めている。↓
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「次の休み、何するの?」

「高校生に向けて、性別とかについて話してくるよー。実はそういうのやってるの。」

えまが学校とかで性別について話をしていることを知った

小3女子。

本日の児童館の事務所にての会話。


「えま、男になりたいの?」

と唐突の質問。

「いや、そうではないよー。好きな服着て、好きな髪型して、こんな感じ。」

と身振り手振りで伝えてみる。

「生まれ変わったら、男と女どっちがいい?」

どうやら男になりたいと思っている様子。

「そのままでいいかな。」

しばしの間・・・のあとに次の質問。

「えまって結婚してるの?」

「してないよー。」

「あー、男っぽいから男にもてないもんね。」

「うーん。まーでも、男性だけとは限らんよー。」

「???」

「今の時代、女性同士もあるよ。」

「そうなの?」

「うん。」

このやりとりを終始聞いていた職員も頷く。

「初めて知った。」

という小3女子はただただ新鮮に驚いていた。


子どもたちは柔軟だなー、と思う。↓
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大学時代の先輩が

今は中学校の先生に。

「講演してほしいなーって思ってるねん(キラキラ)」

と懐かしい関西弁で来た連絡に

「ぜひぜひ!」と即答し

昨日は京都に行ってきました!

先輩とは大学ぶりの再会。

明るさも気遣いもユーモアも健在で

生徒の前でも変わらない姿に

先生となっても私には先輩に変わりありませんでした。

大学のとき

カミングアウトをしたときも

してからも

陰ながらの応援と

表立っては見えないほどの

さりげない寄り添いを感じていた人。

大学を卒業してからも

こうして呼んでくれる先輩。

私はこういう人たちに支えられながら

大学も

それ以降も

生きてきたのだなーと思う。

講演も楽しかったし

先輩に会えたのも嬉しかった。

そしてせっかく京都に来たので

ほんのちょこっと観光も。




こういう機会ないとなかなか来れないからなー。↓
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先月から

小学生

中学生

と講演をしてきましたが

ついにやってきました高校生。

市の職員の方からお声掛け頂いたこの貴重な機会。

人権教室だからといってお堅い話をするつもりはなく

相変わらずあくまで私の実体験の話を。

これが私が呼ばれた理由でもあると思うから。

高校生となっても

18歳から成人だといわれても

まだまだ自分の思いだけでは決められないことがある。

自分らしく生きたいと思っても

上手くいかないこともあるし

今すぐできないことがあるのもわかってる。

わかってるからこそ

普通とか常識とか綺麗ごとではない話をしたいと思った。

これから先

何か迷ったとき

自分を見失いかけたとき

誰も言ってくれないような

背中を押す言葉が記憶の隅にでもあればと。

一緒にわくわくしよう。

未来の自分に。


何気に高校生に向けては初めてでしたが、しびれました。↓
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