祖母の旅立ち | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

15日夕方

祖母が亡くなりました。

ちょっと危ないかも・・・

と事前に聞いていたので

驚くことではありませんでした。

16日お通夜。

仕事終わり次第直行。

17日告別式。

仕事は休みを頂き参列。

小さい頃から

「えーまちゃーん!」

と会うたびに笑顔で迎えてくれた祖母。

数年前から認知症となり

もう私が「えま」だということもわからなくなった。

訃報の連絡をもらってから

悲しみや悔やみに暮れることもなく

涙はちょっとこらえれば流れないほど

冷静にその事実を受け止めた。

式では久々に親戚が集まった。

小学生以来

会っていなかったおじさんやおばさんは

「大きくなった」

と私を見て驚いた。

昔は毎年

お盆やお餅つきやお正月に会っていたいとこは

「えまちゃんだよね」

と大人になった姿でも懐かしい感覚のままに再会した。

祖母がみんなを集めてくれたのだな

とそう思った。

“死” というのは

“生きる” のと同じくらい自然なことだと思っている。

だから

あーその時が来たのだな

と不思議なほど自然に入ってきたけど

残された父母は大丈夫だろうか

と少し心配になった。

式を終えて

疲れてないはずはないけれど

変わらぬ日常を過ごしているよう。

でもその胸の内はきっと本人しかわからないし

本人でもわからないものもあるのかもしれない。

ただ私は

生きている限り

生きようと思った。


おばあちゃん、ありがとうね。↓
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