日本の季節の言葉には、情緒豊かな響きがあります。
「七十二候」はその代表例で、自然の繊細な変化を24節気それぞれをさらに3つに分けて表現しています。
先日、「雀始巣(すずめはじめてすくう)」という言葉を知りました。
これは、春分を過ぎ、雀が巣作りを始める頃を表す言葉です。
まさに今、我が家の軒先でも、雀たちが忙しそうに枯草や毛を集めて巣作りをしています。
しかし、近年は気候変動の影響で、四季の移ろいが曖昧になってきているように感じます。
春が早まったり、夏が長くなったり、季節の変わり目が分かりにくくなっています。
これは、地球からのメッセージなのでしょうか。
私たち人間が自然と共存していくためには、地球環境への配慮がますます重要になるはずです。
七十二候のような言葉に触れることは、自然への感謝の気持ちを忘れず、季節の移ろいを敏感に感じ取るきっかけになります。
そして、地球の声に耳を傾け、行動を起こすことを促してくれるのかもしれません。