長命寺の桜もち

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先日お使い物にするために主人が予約をして買ってきました。

当日中にいただくものですので朝早くに出かけて行きました。

 

 

皮が薄くてペラペラするのでくるっと巻いて桜もちらしからぬ風貌になってしまいましたが。

甘すぎず上品な味で大好きです。

餡も皮も無駄な甘さが感じられない。

 

 

乾燥を防ぐために桜の葉に覆われていますね。

桜の葉の香りがなんとも素敵です。

 

うちから隅田川方面が割と遠いのであまり行く機会がないんです。

ただこの桜もちは大昔に家族と大伯母と一緒に遊びに出かけてお店でいただいた思い出があるんです。

なので格別印象に残っているお菓子です。

 

大叔母は私にとっては祖母代わりと言っていい、とても愛情を注いでもらった存在です。

ずいぶん前に亡くなったんですが、今でも夢に出てきます。

するともう夢なのか現実なのかわからなくなって胸がいっぱいになります。

それくらい近くに感じている存在です。

 

今を止める事はできないから、例え今がどんなに幸せでもそれは形を変えていく。

好きだった人、大切な人といつかは別れ、ちょっとずつ人生は形を変えてそしてまた誰かと出会う。

まさしくゆく河の流れのようです。

 

桜の蕾もすこーしだけ膨らんできたようで、きっとあっという間に桜の季節が終わりそして夏になるんだろうなあと思うとなんだか怖いくらいです。