戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。

天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。

しかし徳川の支配強化により喜兵衛は生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて…。

 
直木賞受賞作品。
 
現代では考えられないような、波瀾に飛んだ人生を歩んだ主人公のウメが魅力的に映るのはなぜだろう?
ウメの人生と共に歩んだ喜兵衛、ヨキ、隼人、龍・・・銀と言う魔物に取り付かれた男達も、短い命だったけど、太く濃く生きていてカッコイイと思う。
 
この小説に出会わなければ、石見銀山なんて聞いた事があっても行きたいとは思わなかったと思う。
是非、何かの機会に「石見銀山」の間歩を訪れたいと思う。
 
 
 
 
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