●驚きのクリーニング屋さん
昨日、近所のクリーニング屋さんに、
スーツを持って行った。
近々出来上がるお店に、
少しでも近付ける様に最近引っ越して、
現在、近隣のお店を発掘中なのですが、
クリーニング屋さんもまた、
新しい所にチャレンジしています。
実は、年中無休のちょっと綺麗な所が、
駅の近くにあったのですが、
ご近所付き合いもある事ですし、
家のはす向かいに位置する、
最寄りのクリーニング屋さんへ持って行きました。
決して見た目が良いとは言えない、
ちょっと古ぼけた所です。
愛想がいい、ちょっと早口で、
何を言っているのか感覚で分かる様な方が居らっしゃって、
初めてなので名前と電話番号を伝えた。
で、決まり通り、
仕上がりは、16日・・・
と伝えられて、
まぁそんなもんだろうと思っていた僕は、
続いた言葉に、徐々に驚きを覚えました。
「仕上がりは16日・・・なんですが、いつが宜しいですか?
明日でも、なんなら今日でも大丈夫ですよ。」
『えっ?今日ですか?』
「ええ、夕方頃には出来てますよ。」
『へぇ~すごいですね。幾らかかるんですか?』
「いえ、代金は
変わりませんよ。」
『ええっ!すごいですね!普通取るのに・・・』
そう聞いたら、
仕上げるのは何も変わらない、エクストラとか、
デラックスとか取る所があるけど、全く意味が分からない。
そう言いきっていらっしゃいました。
自宅にマシーンがあるのも強みでしょうけれど、
一番感じたのは、やはり、大手には負けない、
小回りの良さ、きめ細やかに出来るサービスがある。
大手が強いのは、安心感とスケールメリット。
後者は、これからも生き続けるでしょうけど、
前者に関しては、これからは本当に分からない。
そう強く感じた、出来事でした。
僕も近々お店を立ち上げますが、
それもやはり、小回りのきく、
きめ細やかなサービス。
一人一人にカスタマイズされたサービスを、
どれだけ出来るかがポイントだと思っています。
改めて、不況なのではなく、
お客様が選ぶ尺度が変化した時代なのだと、
強く実感した出来事でした。
●常に変化し続ける自分達であること。
その原動力は、
お客様への愛情が必須なのだと思っています。
変化する根本には、
相手の目線に立つ自覚があるからですね。
ディレクター
海老原史隆