お世話になっています、明聖です。

最近の投稿、もとい信州シリーズがいくらかの人にみてもらっているのは大変うれしいです。

正直、ここに書くのも自己満足や記録用でしたけど、こうやってなんらかに貢献しているのもいいかなって。

 

なんかITくんとOYくんは結構楽しんでくれているみたいですし。

 

そうそう、そのOYくんが全く出てこないと思われていますが、彼はここから登場になります。

 

~本編~

 

 前回のあらすじではありませんが、【青鬼集落】で幻想を見た僕らは現実に戻り、そろそろお宿に向かう頃かと察する。

とまぁ、そこを後にするのですが…意外と行きは大変だった道も帰りはすいすい。体感でも数倍早く感じました。

 

「明聖さん、僕…運転して思うんですけど木漏れ日とかもあってか本当に幻想から現実世界に帰ってきた感マシマシじゃないですか!?いやー…僕は大変な経験をしたわけですよ」

 

 とITくんのコメントが呟いたような感覚が僕らを包んでいました。

さて、【白馬】から宿のある【安曇野】まで行くことになったのですが、その道中でOYくんから連絡があり、夕方には【明科駅】に着くとのこと。

 OYくんは所用で別行動だったのでそこで落ち合うことになったんです。それまでにこっちが買い物とかすまそうかということで下道で【明科駅】を目指すことに。

 

 

 

 その道中も湖があったり、山道が比較的面白かったり、そして写真の1枚目にあるように『大糸線』でしたっけ。その線路と並行するように走って出てくる自然が繰り出す風景に心が癒されていたりと結構満足が多かったです。

 さて、買い物をどこにするかと悩みましたが道中で寄れそうで、かつ揃いそうなところで【信濃大町】があったので、そこによることに。僕もITくんも正直【信濃大町】がどういったところなのかわからないため、観光案内所に寄って情報をもらい商店街をとぼとぼ歩きました。もう夕方に差し掛かっていたこともあって陽もそこまでじゃなかったかな。

 そんでもって観光案内所おすすめの酒屋さんでいくつかのお酒購入。ITくんの選んだ酒は…なんだったかな。

 

 ここで思い出してもらいたいんです。明聖とITくんとOYくんの旅は「飲兵衛達の旅行」となっています。が、なんと初日の夕方まで誰も飲んでないじゃないですか!これはすごいこと。というよりいつもITくんがすぐに飲んでしまうため、今回は先に運転してもらっていることが功を奏したのかもしれませんが…

 ともあれ、そんな彼はしきりに酒が飲みたい…というアル中のような欲に駆られていることも知っていること、それと【信濃大町】に着く道中で僕が話しかけたこともあったんですが。

 

「すみません明聖さん、僕はもう限界です…」

「まぁ、いいよ別に。そしたら車を取りに行ってくるからITくんはそこに見えるセブンで待っててよ」

「そこまで甘えさせてもらって申し訳ありません…そしたら僕はそこで待ってますね」

 

 彼に荷物を預け、僕は来た道を引き返すように2枚目の駅前にある駐車場まで歩くことに。そして車で改めて買い物した酒屋さんの先にあるセブンに行ってみるとITくんがいない。

 どういうことだと思ってあたりをキョロキョロするとなんと店の外、はじっこでスマホをいじりながらヤンキー座りをしてかの有名な某ビール500ml缶を喰らっている彼がいるじゃありませんか。それを見て僕は思ったんです。

 ITくんと僕は住んでいる県が違います。そしてITくんの住む地域は正直治安系でいい言葉を聞かないことで有名なところです。ですが彼からはそんな雰囲気が一切ない人物です。ですが、これを見た時はやっぱ住民なんだと思いました(笑)

 

 そんな彼を回収し、OYくんを回収するために【明科駅】に向かうことに。

 

 

 その車内で覚えていることの1つが「ビールが一本ではなかった」ですかね。もう宿に行くだけなので軽く500mlを飲んでいくんだろうと僕は思っていました。しかし彼は一度飲みのスイッチが入ってしまうと止まらないということを忘れていました。故にあまりない信号待ちをしている時にふと助手席の彼を見ると2本目が出てくるじゃありませんか。

 

「え、待って。ビールって1本じゃないの?」

「あ、はい。とりあえず取り急ぎもあったと思うんで500mlを三本程度飲もうと思ってまして」

 

 さすが飲兵衛達の飲兵衛大将なだけあります(笑)

そしてもう1つがOYくんとのやりとりです。彼が来る時間帯に余裕で間に合うんですがどうせならギャグの1つでもかますかとITくんに待ち合わせ場所を【明科駅】近くの学校にでもしてみるかとメッセージを送ってもらいました。

 

「あ、OKっす!」

 

 とまさかの二つ折りの返事(笑)

この展開は読めずに僕もITくんも笑いながらなんとか修正する羽目に。ちなみに合流後、OYくんのコメントはというと。

 

「いや、普通に歩いていけそうなんでいいかなと(笑)」

 

 このノリはいいことよ。さて、話はOYくんの合流前に戻りまして。【明科駅】に早めに着いてしまったので近くにあるどっかで時間でも潰そうかと話し合い、たどり着いたのが上の写真にある【龍門渕公園】でした。名前からわかるように記憶が正しければ『咲-Saki-』の龍門渕高校の名前ネタになったところだったかと。確か明科周辺に関連する元ネタの場所があったはず。

 ともあれ、僕は悠々と。そしてITくんはビール片手に辺りを散策。そしてカヌーができたり、自然が豊かだったり、施設が充実していたりと色んな発見がありました。龍門渕の由来も知れましたし。

 

 

 そんなこんなで時間になったのでOYくんと合流。そして宿へと直行するわけなんですが、その道中で寄りたい場所を通るのでそのまま寄ることに。そこが上の写真2枚のところです。

 ここは別に何の変哲もないただの場所です。何も特別に何かあるわけでもなく、そして周りが田んぼしかない、そんな場所です。ですがここが我々「飲兵衛達」の1つ、たどり着いたベストプレイスなんです。

 この場所を見つけたのは記事にもしましたがITくんと『白川郷と安曇野』(飲兵衛達の旅日記 白川郷と安曇野 ~出発から白川郷の宿到着まで~ | kのゴミ箱のブログ (ameblo.jp))でした。本当にたまたまでした。しかしこの場所が本当に美しかったんです。ここで何も考えずに黄昏るのが我々の一種の目的、そして年1で行う行事みたいになりました(笑)。

 

 柔らかい風をうけて、何も考えずにぼんやり眺める。それが素晴らしい。ちなみにBGMは久石譲さんの『summer』が鉄板。

今でもここ、【安曇野】の風景が僕らにとって日本の原風景だと思っています。

 

 いつまでも感じていたいのですが時間もありますので宿に向かうことに。そしてここでITくんの旅恒例の熱唱タイム。

信号待ちしている時に隣の車にめっちゃ見られてなんでだろうと思っていたら、窓が全開でした。ご迷惑おかけしてしまい、申し訳ありません。あ、ちゃんと距離はとってますから大丈夫です。

 

 ということで初日はこれにて終了です。【白馬】~【安曇野】は本当に癒される場所ばかりでした。何も考えたくない時にはぜひ行ってみてください!

 

 次の記事が最後になりますかね。2日目は南信を取り扱います。

 

 ではでは。