更年期障害は総合的に診る必要がある | 院長のひとり言

院長のひとり言

国際中医師で鍼灸師が東洋医学の本当の楽しみ方を、健康や時事ネタを通して、徒然に書き綴る。



不安で夜も眠れなくて
こめかみが絞めつけられて痛くて

朝起きたら両手両足がシビレている

あちこちの病院へ行き

産婦人科でホルモン補充療法やプラセンタ注射をし
精神科で睡眠薬や抗うつ薬を処方されたが

痛みもシビレも変わらず
不安で不安でしょうがない

当院にはこんな患者さんが多い


更年期障害によるうつ病

ほとんどの方がそのように診断される


当院においても

更年期による女性ホルモンの減少や
自律神経の異常と捉えていたが


それだったらホルモン療法や抗うつ剤が

ナゼ効かないのだろうか?

本当に女性ホルモンの減少が原因なのだろうか?



抑うつ状態になる疾患は他にもあり


甲状腺疾患や副腎疲労などの内分泌疾患等である

ホルモンバランスは脳の視床下部と
下垂体が司令塔の働きをしている


だから更年期には

女性ホルモンと自律神経だけでなく


脳の下垂体と視床下部
甲状腺や副腎を含めた内分泌系全体の
システムの機能低下による
さまざまな不定愁訴と捉えると


腑に落ちる


ピンポイントで治療するのは
西洋医学が得意だが

色々な症状が絡み合っている症状に
対応するには東洋医学が優れている

しかも心と体を同時に治療できる


体の不調を一つ一つ改善していくと
不安感やイライラ感もとれてくる

鍼灸治療は体の営みそのものを
多角的に根本的に治していく

だから

更年期障害には鍼灸治療が有効なのである



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