田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

最後の晩さん~商業捕鯨②

2019-08-22 19:24:12 | ヒゲの毒舌
商業捕鯨船が出港して、ヒゲはその帰港を楽しみにしていました。
          
                《 7/1 下関港を出港する捕鯨船 》

その捕鯨船が、7/28に釜石漁港に戻ってきたとニュースが流れた。
ニタリクジラの大漁だそうだ。
         
               《 釧路港に水揚げされた鯨 》  

ニュースでは、クジラ身(?)が多量の業務紙箱で降ろされる映像が映し出されていた。
フレッシュミートの状態の内に、あの紙箱が熊本まで届くのだろうか?
今回は、ご祝儀(!)相場の中で、熊本の業者が引けるのか。
気になるヒゲです。
もう一つ心配なのが、オバケです。
どうぞお願いですから、技術伝承をして下さいよ。
  「 さらし鯨は、 “ さらし過ぎない ” のがコツ! 」 と。
クジラの風味が残っている方が、昔の人間にはありがたいのです。
                 
さて、城東小学校の給食で鯨カツが登場すると、ご機嫌だったヒゲ。 
しかし、滅多なことでは、クジラはありませんでした。 

そして、主菜が “ カボチャの煮物 ” の時には、天を仰いだモンです。 
現代の栗カボチャをイメージするのとは大違い。
まぁ、黒皮南京の一種です。
ボウブラと云う、甘くも美味しくもない戦時(!)食料モノです。
             

その日の給食は、コッペパンに、アルミパックのマーガリン。
脱脂粉乳とボウブラの煮しめと云う、小学生ヒゲが泣いて喜ぶ(?)献立です。
みんなは、さっさと済ませて運動場へ飛び出します。
『完食』が義務付けられていますから、食事が終わらないヒゲは机に座ったまんま。
しょうがないと意を決し、硬いボウブラを丸呑み(!)したのです。
やがて、次の授業が始まる少し前。
ヒゲは、ヨタリながらT野先生の机に近づくのですが、顔色は青ざめています。
とその直後、けいれんした様に、黒板の前で口からボウブラ達を吐き出したのでした。
教室に悲鳴が起きます。
                 
                 《 この子の気持ちが、よ~く解るヒゲ 》

保険室で横になっているヒゲ。
暫くして、T野先生がやって来ます。
「 片山君は具合が悪いのを、先生に言おうとしてたのね。
   もう今度からは、カボチャを無理して食べなくて良いから。 (笑) 」
                        
鯨から、チョッと寄り道しての、ヒゲの苦い思い出話でした。

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2 コメント

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イルカは要るか? (batten)
2019-08-22 22:47:56
私が苦手だったのが人参でした。

折角、商業捕鯨に踏み出したのですから南氷洋までナガスあたりを捕りに行って欲しかったですね。
護衛艦あたごを従えて、青豆がやってきたらドカンと体当たりで。

食感が良い上級のオバケや、東北出身の呑助親父が好きなベーコンが楽しみです。
生姜醤油で喰らう刺身で一杯も良いですなぁ。

田崎市場に出回っていた血まみれの小さなクジラ??ブロック。
イルカなのに騙されて購入して公開したことを思い出します。
多分、イルカも一安心の世になったのでしょう。
ウルカを売るか? (ヒゲ)
2019-08-23 19:09:50
あっ、私も一度イルカを仕入れた事があります。
食感は悪くはないのですが、アノ癖がある風味には閉口しました。鯨とは似て非なるもの。

オバケの“もどき料理”作ろうと、タテガミのスライスを湯引きしたら、見た目はそっくり。
しかし、食感は似て非なるものに?汗。

楽しみにしているのが、表面を真っ赤に染めた鯨ベーコン。
無添加がもてはやされる現在、
時代錯誤なベーコンを孫に食べさせたいのです!笑
少しぐらい毒気に馴染んだ方が長生きかも??

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