駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

パワハラのパワハラ

2018年09月24日 | 小考

               

 世の中には不合理が溢れ、この数年パワハラが猛威を振るっている。アメフト、レスリングそして体操とスポーツ界に多いようだ。表現は悪いが、体力が物を言う世界だから直截で分かり易く表に出やすいという側面がありそうだ。学問の世界がパワハラに無縁などと言うことはない。政治の世界ではパワハラも仕事の一部と心得ている人物も多いと見ている。

 しかし、芸能番組やネットでの叩き方を見ていると、パワハラがパワハラをしている感じもする。匿名の数と勢いの暴力を感じてしまう。好き嫌い気に入る入らないは、人間の生物として拭えない属性で、それをどう妥当に均衡を保つように判断裁いてゆくかが、社会の能力と言うべきものだろう。確かに数千年で数歩の前進しかないように見えるが、行き過ぎを放置しては歴史の犠牲者が涙する。

 難しいのは基準で、どうやって妥当な基準を作ってゆくかが難問難関だ。まあ、殆ど永遠の課題で、私に名案があるわけではないが、問題を隠さず表に出すことは必須と思う。オープンな議論が必要で、弱い者の発言権を擁護する事も欠かせない。名案はないが守られるべき方法は指摘できそうだ。

 

 ウッズが勝った。捲土重来、良くやった!。心からおめでとうと言いたい。NAOMIには明日がある。

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