よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

桜とランドセル-奈良県奈良市:柳生町

2024年04月26日 | 奈良(奈良市内)
Yagyu Town, Nara City, Nara Pref.

さてさて、ワタクシ達は「笠置駅の桜」「柳生の里の桜」を満喫して、帰路につきました。
すると、同じ柳生町なのですが大柳生と呼ばれるエリアに綺麗な桜あったので、車を停めて撮影することにしました


この日(4月6日)は関西の多くの場所で桜が見頃を迎えており、見事な桜を楽しむことが出来ました


桜と重厚な古民家…「日本の春、ここにあり」という感じがしますなぁ。


そこにランドセルを背負った姉妹がやってきました。ご両親もおられたので、おそらく入学記念の写真を撮るのでしょうね


ワタクシなどはランドセルというと「男子は黒、女子は赤」という世代なのですが、今はそうじゃないんですよねぇ。
百貨店に行くと青、紫、ピンク、緑などいろんな色のランドセルが売られていますし、男女関係なく好きな色を選べる時代になりました。
ワタクシはジェンダーフリーという観点からも、男女関係なく好きな色を選択できることはいいことだと思います。
ただ、ランドセルの平均価格が6万〜7万円というのを聞くと、もっと安価なカバンでいいんじゃないかと思うんですよ


この中学校、柳生にあった旧柳生中学校が統合された興東館柳生中学校という中学校でした。
今年は満開の桜の中で入学式が行われたのでしょうね


長閑な春の日、桜を満喫することが出来たのですが、帰路に奈良市内を通るのでちょっと立ち寄りたい場所がありました


奈良市内にある「モンベル アウトドアヴィレッジ 奈良店」というお店でして、モンベルストアの中では国内最大規模ということで
以前から一度訪れたいと思っていたんですよ。ワタクシ、登山用具やウエアに関してはモンベル製品に絶大な信頼を置いていますので、
何かいい商品があれば買って帰ろうと思ったんですよ


広い店内にはカフェも併設されており、美味しいアイスチャイをいただきました。
そして、気に入ったズボンがあったので買って帰ったのですが、なかなかいい買い物が出来たのでした

使用したカメラ:7、8枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


私は普段着る服とか靴やカバンなどには特にこだわりも無く、どこのブランドがいいとかいうのがありません。
(もちろんデザインや色には好みがありますが)
ただ、登山に関してはザックならオスプレイ、ウエアならモンベルなどお気に入りのブランドがあるんです。
まあ、趣味というのはそういうものでしょうね。



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桜まつり-奈良県奈良市:柳生町

2024年04月25日 | 奈良(奈良市内)
Yagyu Town, Nara City, Nara Pref.

さてさて、奈良市柳生町を散策してきたワタクシ達ですが、時刻が10時近くになりました。
10時からは「柳生さくら祭」が行われるので、ワタクシ達はイベントの会場に向かいました


「柳生桜まつり」は旧柳生藩陣屋跡が会場となり、様々な物産店やステージ発表が行われるようでした。
地元の人と話をしていると、昨年は桜まつりの時には桜がほぼ散ってしまっていたとのことで、
「今年は満開の桜やからよかったですわ」と喜んでおられました


イベントが始まったのですが、こういうイベントにはつきものなんでしょうね。
地元の議員、そして観光協会会長の挨拶が長い。そして、話がつまらない。
挨拶は簡潔に…ワタクシなどはいつもそう思うのですが、どうしてイベントなどの挨拶って長くてつまらないんでしょうね


「ちょっと小腹が空いたので何か食べたいな」と思い、露店を見て回ったいたら「鹿肉のどて煮」お店がありました。
鹿肉って脂身がほとんどなく、ヘルシーなんですよね


白味噌仕立てのどて煮は美味しかったです。残念だったのは車で訪れたので、ビールを飲めないことですな


ステージでの演技が始まりました。この人は三重県から来られた歌手の方なのですが、コブクロの「桜」を歌われました。
「桜」の歌は周囲の風景とマッチして、なかなか心に染み入るものでありました


決して大掛かりなイベントではなく、地元の方の手作り感が満載なイベントです。でも、ワタクシのはそれが好ましく思えました


続いて忍者の演技というかパフォーマンスと言えばいいのでしょうか。手裏剣の実演が行われました


子ども達が大喜びしていたので、これはこれでいいものですね

使用したカメラ:4〜6枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


「柳生の里」を訪れたのは数十年ぶりだったと思います。私の記憶の中にある風景と変わらない町並みがそこにはありました。
ただ、中学校が統廃合されている姿を見た時に、改めて「過疎化」「少子化」というものを実感しました。
現在、日本中の744もの自治体が「消滅する可能性が高い」と言われています。
高度経済成長期に「都市への人口集中」「地方の過疎化」を放置してきた結果でしょうね。



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桜咲く小さな神社-奈良県奈良市:柳生町

2024年04月24日 | 奈良(奈良市内)
Yagyu Town, Nara City, Nara Pref.

さてさて、柳生氏ゆかりの地である奈良市柳生町を散策していますと、
桜が咲いている小さな神社がありましたので、そちらに向かって歩いて行きました


この神社は柳生八坂神社と言い、「八坂神社」ですので主祭神は素盞鳴尊(すさのおのみこと)になりますね


素戔嗚尊を祭神とする八坂神社は全国に2300社ほどあるのですが、その総本社は京都の祇園にある八坂神社です


この神社は、江戸時代の1654年に柳生宗矩の子である柳生宗冬が南に離れた大保地区の八坂神社のご祭神を勧請して社殿を造り、
「八坂神社」とした歴史を持っていますが、それ以前から春日大社の本殿第四殿の御祭神である比売神を祀る
四之宮大明神(しのみやだいみょうじん)と呼ばれる神社であったとされているそうです


神社ならではの凛とした空気感はこの日はあまり感じられず、穏やかな春の柔らかな空気に境内は包まれていました


これは拝殿ですが、この拝殿は同じく柳生にある神社であり、本殿ではなく磐座をご神体とする天石立神社の
能舞台として用いられていた建物を移築したという歴史も持っているとのことです


今年は桜の開花が遅かったですね。この日は4月6日でしたが、ちょうど桜が満開でした


ここ数年、近畿中部では3月30日前後に桜が満開になることが多く、4月6日というとほぼ見頃は終わっていたんです。
でも、今年は3月30日に開花が宣言されると、一気に桜が満開になっていきました。
「そんなに咲き急がなくてもいいのに」と思うのですが、急激に気温が上がったので桜も大慌てで咲いたのでしょうね


ではでは、そろそろ「柳生桜まつり」が始まる時間です。会場の方に向かうとしましょうか

使用したカメラ:4〜6枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


そろそろゴールデンウィークが気になる時期になりましたね。私はカレンダー通りの仕事ですので、今週末には3連休、
来週は4連休ということになりますが、どこに行っても人が多いので日帰りで外出するのが多くなりそうです。
皆さんはどう過ごされるのでしょうか。もう予定は立てておられるでしょうね。



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柳生一族-奈良県奈良市:柳生町

2024年04月23日 | 奈良(奈良市内)
Yagyu Town, Nara City, Nara Pref.

さてさて、ワタクシ達は「柳生の里」と呼ばれる奈良市柳生町の散策に向かいました


この建物は旧柳生藩家老屋敷。内部の見学が出来るのですが、時間が早かったのでまだ開館していませんでした。
早朝からの行動というのは人が少なくていいのですが、唯一の難点は施設や飲食店が開いていないことが多々あるんですよねぇ


旧柳生藩家老屋敷にたくさんのスイセンが咲いていました。朝の日差しを浴びて、スイセンが一層美しく見えました


ここ柳生は将軍家御流儀となった柳生新陰流とその創始者・柳生家の故郷です。
町の至る所に柳生一族ゆかりの建物があり、歴史好きの人が訪れることも多いんですよ


ワタクシは柳生家に関して詳しくはないのですが、柳生宗矩が関ヶ原の戦いにおける功績によって徳川秀忠の剣術指南役となり、
その後、家光の剣術指南も務め、大名にも取り立てられて柳生藩を治めることになるんですね


向こうに見るのは芳徳寺の門ですが、芳徳寺は柳生一族の菩提寺です。
明治時代の廃藩置県後は荒廃して山門や梵鐘も売却され、明治末期には無住の寺となったそうですが、
大正11年に柳生家の末裔である元台湾銀行頭取の柳生一義の弟・基夫氏が資金を遺贈し、本堂が再建されたとのことです


この建物は正木坂剣禅道場。昭和38年に当時の芳徳寺住職・橋本定芳により開設された剣道と座禅の道場です


ではでは、芳徳寺に参拝するとしましょうか。かつてこの石段を柳生宗矩、柳生三厳、柳生友矩たちも歩いたのでしょうか


ワタクシが小学校6年生の頃だったでしょうか。NHKの大河ドラマで柳生宗矩を主役にした「春の坂道」というのが放映されました。
その時は柳生の里もかなりの賑わいだったと聞いたことがあります。大河ドラマの経済効果って、かなり前からあったのですね

使用したカメラ:2、5、8枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


私が子どもだった頃は時代劇というのが毎日のようにテレビで放映され、よくも悪くも時代劇からさまざまな知識を得ていました。
時代劇の中にはかなり荒唐無稽で史実とは大きく異なるようなものや、時代検証がいい加減なものも多かったですね。
もうこれからの時代に、殺陣の出来る役者を揃え、多くの予算を使うような時代劇を民放のテレビ局が作ることは無いでしょうが、
NHKには良心的な時代劇を作っていってほしいなと思います。



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剣豪の里-奈良県奈良市:柳生町

2024年04月22日 | 奈良(奈良市内)
Yagyu Town, Nara City, Nara Pref.

さてさて、笠置駅の桜を満喫したワタクシ達は、笠置駅から車で15分ほど走った場所にある奈良市柳生町へと向かいました。
柳生町は「柳生の里」とも呼ばれ、柳生新陰流で知られた剣豪の里です。
旧柳生藩家老屋敷や柳生正木坂剣禅道場、新陰流の開祖・柳生石舟斎が切ったと伝わる「一刀岩」など、
柳生一族ゆかりの歴史スポットが点在しているんですよ


この日(4月6日)と翌日の7日は「柳生さくら祭」が開催されることになっていて、
ネットの情報でも「桜が見ごろ」となっていたので柳生の里を訪れることにしたんです


ワタクシ達は9時に現地に着きました。「桜まつり」は10時からだということですので、ワタクシ達は10時までの間、
町内を散策することにしました


向こうに見える建物は「正木坂剣禅道場」でして、柳生新陰流の精神「剣禅一如」を受け継ぐ道場だということです


町内を歩いていると学校の校舎がありました。正門には「奈良市立柳生中学校」とあったのですが、
2015年に統廃合されたことにより現在は廃校になっているとのことです。
でも、廃校になったにしては随分と立派な校舎ですし、校舎は全く再利用されていないようなので勿体ないですね


もしこの中学校が今も廃校になっていなければ、今年は満開の桜の中で入学式が行われたことでしょう。
でも、「生徒数の減少による統廃合」というのは日本各地どこでもみられる光景になりましたね


日本中の多くの小中学校の正門、あるいは校庭に桜が植えられていますが、その理由をご存知でしょうか。
これ、実は明治時代の「富国強兵」の名の下に進められていった軍国教育と関係しているんですよ


明治時代に入ると国学者の平田学派が、桜と軍国主義と結びつけ「パッと咲いていさぎよく散る」と言う精神を桜に感じると説き始め、
陸軍などの兵舎などに桜の木を植える所が増え始めました。軍歌の「同期の桜」などはまさにその思想の表れですね。
軍国主義が色濃くなるにつれて一般の学校にも「いさぎよく散るという教え」が浸透し、
桜の木を植えるようになったと言うのが学校に桜の木がある理由なんですよ


校庭の隅に「真剣」という文字が刻まれた石碑がありました。真剣とはもちろん「真面目」「本気」という意味ですが、
「本物の刀剣」という意味がありますよね。柳生の里にふさわしい文字でありました

使用したカメラ:1、2、3、6枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


小中学校の統廃合は、いわゆる「過疎地域」だけの現象ではありません。私は大阪市から30分ほどの郊外に暮らしていますが、
私が暮らす市の中でも小学校で各学年が1クラス、中学校で2クラスというような、もう学校を維持することが厳しい状況の学校があるようです。
歯止めの効かない少子化、そして教員の希望者が激減しているという状況の中で、学校ってどうなっていくのでしょうね。



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