よっちんのフォト日記

Mt.Senjougatake, Ina City, Nagano Pref.

さてさて、８月27日なのですが、長野県伊那市の仙丈小屋に泊まっていたワタクシ達は
朝の3時半に起きて山小屋の片隅で朝食（といっても即席麺を食べただけですが）を済ませると、
夜明けの写真を撮ろうと、稜線に出て撮影にいい場所を確保し三脚を立てて夜明けを待ちました。


午前4時50分、東の空が色づき始めます。この時間帯をワタクシ達は待ちわびていたのです。


8月末とはいえ、気温は8℃。ジッとしていると寒さを感じます。でも、この光景を見ていると寒さを忘れます。


富士山と北岳のシルエットが朝焼けの空に浮かび上がります。ああ、なんて素敵な光景なのでしょう。
日本で一番高い山と二番目に高い山が並ぶこの光景を、ワタクシは忘れることは無いでしょう。


これまで何度夜明けの光景を見てきたでしょう。ワタクシは登山に限らず、旅先に行くと夜明けの光景を眺めたくなるのです。
前日にどれだけ痛飲しようが、翌朝には夜明け前に起きることが出来るのですから、丈夫な身体だなぁと思います。


甲斐駒ケ岳もシルエットで見ると印象が変わります。もう一度、あの頂に立ってみたい…そんな思いに駆られます。


いつの頃からかわかりませんが、日没後の数十分間の薄明の時間帯を「マジックアワー」と呼ぶようになりました。
それはそれでいいのですが、ワタクシは日没後よりも夜明け前のこの時間帯こそが魔法のような時間に思えます。
ワタクシはその魔法にかけられて40年近くになりました。今も魔法は解かれることがありません。


我が国には山岳信仰というものがあり、山に霊的な力があるものだと考えられてきました。
こうして山に登り夜明けの時間を迎えると、信仰心が乏しいワタクシですら神々しい力を感じます。


かつて山伏達は夜明けの山の上で、どんな思いを抱いていたのでしょう。ふと、そんなことを思うワタクシでした。

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.co.jp/activity/2316461

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


登山のおかげで、日常でも朝早く起きることが苦にならなくなりました。
ただ、休日でも朝早く起きてしまうので、家人にはちょっと迷惑がられることもあるんですよ。
でも、仕事に一度も遅刻したことないのは登山のおかげかなぁと思っています。


ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。
写真日記ランキング
面倒ですが紋をクリックした後は、ブログランキングのページが開くまでお待ちくださいね