昨日は東京西郊の某機関に出張。
今週は月曜日が祝日だったので、職場に行くのは3日だけ。
それだけに、今日という一日が長く感じられました。
日々の移ろいの中で、与えられた仕事をこなすばかりの毎日は、味気ないものです。
一年ほど前、肝臓の数値が悪化していることを内科医に指摘され、以来、週のうち3日か4日は休肝日にするようにしました。
おかげで肝臓の数値は正常になりましたが、いかに自分がアルコールによる意識の変容を日々の楽しみにいていたかに気付き、愕然としました。
この無常の世の中で、変わらぬ物などありはしませんが、私は意識の変容による快楽だけは、変わらぬ心地よさを秘めていると信じていたのです。
今思えば愚かなことです。
素面で過ごせば出来ることも、呑んでしまえば出来ません。
今こうしてパソコンに向かっていることだって、素面であればこそ。
しかしそれでも、週のうち半分は酒を楽しんでいます。
給料とは酒に化けるものと、嘯いていた時代もありましたっけ。
このような酒に対する考え方の変化もまた、無常を現しているのでしょうね。
常ならぬ人生、私はこれからどう変化していくのでしょう。
正直言って、年を取るごとに、知識は増え、肩書きは変わって、経験も豊かになりましたが、本質的なところで、私はどんどん愚かになっていくような気がします。
堪え性が無くなって、わずかな快楽にしがみつくようになったというか。
酒だけではなく、性的な逸脱行動もあったり、抗不安薬を処方の倍も飲んで、頭をぼんやりさせたり。
まっとうな社会人の仮面を被って、その内実は単なる愚か者です。
これら愚行を少しづつ改めて、本来私が欲していたはずの、創造的な欲求に従えるようになれればと、切に願います。