世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

阿蘇山からの贈り物

2018年08月17日 | 100の力
小さい時から阿蘇を見て育った。

阿蘇から沢山の勇気をもらった。

苦しい時、辛い時は阿蘇に行った。

大草原の真ん中で叫んだ。

バカヤロー、って。

悔し涙もいっぱい流した。


ボクは、熊本の中心部、街中で生まれ育った。


そこからはいつも阿蘇を仰ぎ見ることができた。

ボクの遊び場だった熊本城から見る阿蘇はまた格別だった。


大草原、噴煙。

広がりとエネルギーという二つの要素が絡み合う光景がボクを魅了し、

奮い立たせた。


          (昨日撮影)


40年前、

東京から阿蘇へと移り住んだ。

憧れだった草原を馬で駆けまわる暮らしを実現した。


エメラルド色の火口湖をのぞき込むとき、

恐怖が勇気に変わり、

草原を吹き抜ける風が希望を運んでくる。


時に荒々しく、

時に優しく。


いつの日か

ここを墓場にすると決めていた。


火口への散骨。


子どもに言った。

そこがオヤジの墓場だ、と。

ドローンで突っ込め、と。(-_-;)

特攻隊か。

(違反だからシレーっとやれ、と(;^_^A)



爆発はオヤジの怒り。

穏やかな噴煙は、癒し。



阿蘇は豊かな表情を持っている。

阿蘇は饒舌に語ってくれる。


阿蘇をこよなく愛したバカなオヤジの生き様と死に様を。

(終活に代えて)



【追記】


死者を出した1979年の大爆発の時、

ボクは長陽村(現南阿蘇)にいた。


その時、火砕流が発生し、

赤熱と火炎現象を間近に見た。


それは、

どこの花火大会の花火よりも迫力があって美しかった(不謹慎だが)ことを

今でも鮮明に覚えている。


その後は、

2016年、熊本大地震の約半年後に大爆発を起こしている。

(地震との関連性があるのか?)


それから今日まで、

穏やかな噴煙を上げている。












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