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カテゴリ:イ―ネオヤ、その他のオヤ
金曜日の夜にチティオヤ販売会なるものを開催したのですが、公募せずに大後悔。
というのも、こんなに豪華で素晴らしい本物のチティオヤを一度にこれだけの点数をご覧いただく機会ってそうそうなかったなあ・・・と、やりながら思ったわけで・・・。 チティオヤとはなんぞや。 キュタフュヤや、タウシャンルなどで作られてきたワイヤーを使った大きなオヤのこと。 電話線のビニールを剥いたワイヤーに撚っていないシルク糸をぐるぐる巻き、それを折り曲げて茎と葉にし、花びらや花芯などを別パーツとして作り、それらを組み立てるオヤである。 手法としては「イーネオヤ」。 (画像だと大きく見えないかもしれないけれどオヤの花の直径が約5cm。それが40個スカーフの4辺に付いている) タウシャンルで「イーネオヤ」と言うと、普通のシンプルな平面のオヤスカーフが出てくる。同じイーネオヤであってもそれらと別格であるということから、区別して「チティオヤ」と呼ばれている。 それだけ特別なオヤでもあるし、1つ1つのモチーフを作るのに手間暇がかかる。 この辺りの話は何度も繰り返してきたし、現在、希望される方にタウシャンルのチティオヤのサンプラースカーフを絶賛製作中である。 サンプラースカーフでもその特別感を十分感じてもらえるとは思うけれど、今回の大量のチティオヤは、周辺の村の女性のチェストに代々仕舞われてきたかなり古いものから、中年の女性が嫁入り持参品で母親から持たされたものだけど経済的事情で手離すものまで、ありとあらゆる種類が網羅されている素晴らしいラインナップであった。 手持ちのオヤを売りたいのだけれど、と相談されて2か所から別々に送られてきたオヤスカーフがたまたまタウシャンルのチティオヤで、いいモノ揃い。しかもかなりの分量であった。 それを見てもらうつもりでのチティオヤ販売会ではあったけれど、内容的にも数量的にもこんなにすごいラインナップだったら、もっと多くの人に見てもらったらよかったな・・・と思った。 トルコでコレクションレベルのオヤスカーフを一度に見られることは、20年前と違って、もはや貴重で稀少な機会である。 かなり売れてしまったので、残りは少なくはなったけれど、希望もあって追加販売会を行うことにした。 今回は勉強会ではなかったから、詳しい説明は省かせてもらったけれど、1点1点見ながら参加者同士で品評会、疑問に対する対話などが楽しい。花びらの形がどうの、糸がどうの、もちろん、ただ綺麗~。でも一緒に見ている感はとっても楽しい。 これらもよく考えてみたら、コロナ禍だからこそ出来ることだね。 会場で実物を見ても、こんなに一度にたくさんの人が同じものを見て話せる機会ってないような気がする。しかも離れた場所からも参加できる。 トルコも緩くはあるが、今週末からいよいよ行動制限がかかったし、日本も感染者数の拡大で見直ししなきゃいけない時期に来ていると思う。 先行きの見えない不安な日々が続くけれど、悪いことばかりじゃないね、って思ってこの状況下でも楽しめることを探していきたい。 トルコの近況については黒海地方の名物料理「ハムシ・タヴァ」と「クイマック」を食べながら説明していますので、どうぞご覧ください。 ↓↓↓↓↓ 庶民の味方!トルコで魚料理と言えばハムシタヴァ 行動制限前の食いだめに行ってきました ------------------------------------------------------------------ YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。 トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。 新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ ikumi nonaka ------------------------------------------------------------------ ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ミフリ&アクチェ にほんブログ村 にほんブログ村 その他・全般ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 22, 2020 07:11:30 AM
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