土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

新善光寺、こちらもキャッチは「牛に引かれて新善光寺詣り」

2019年03月19日 | 滋賀の古寺巡り





(2019.03.16訪問)


今日も大和路号は名神高速を走っております。途中栗東インターで下り久々の東海道を一路東へ向かっています。栄えある国道一号
線ですが、近ごろの街中一号は不法駐車やトロトロ走りに走りにくいったらありゃしないんです。それはともかく、今日訪ねるのは、
あの長野善光寺の「牛に引かれて善光寺参り」ならぬ滋賀の「新善光寺参り」なんです。新善光寺は栗東市で約800年の法灯を守っ
ているお寺で、本尊はあの長野善光寺さんと同じ「一光三尊善光寺如来」なんです。勿論拝顔は不可能、七年に一度しか開扉されま
せん。
牛さんに期待しましょう。さてさてどんな牛さんが待ってくれているのやら……。





            ▼山門脇に建つ寺号石標。 







            [ 新善光寺 ]
            ●山号 九品山 (くぼんざん) 
            ●寺号 新善光寺(しんぜんこうじ)
            ●宗派 浄土宗 (じょうどしゅう)
            ●開創 慶長5年 (1253年)
            ●開基 高野宗定 (たかのむねさだ)
            ●本尊 一光三尊善光寺如来 (阿弥陀三尊像)秘仏(七年に一度ご開帳)
            ▲滋賀県栗東市林256 TEL. 077-552-0075
            ▲拝観時間 8:00~16:00
            ▲http://www.mediawars.ne.jp/~zenkouji/index.html
            ▲JR琵琶湖線「草津駅」下車 バス水口方面行き「高野」下車、徒歩5分
             名神高速道「栗東IC」から約10分





▼豪快な山門。チョット上層のガラスが気になりますが。
 桁行3間、梁間2間、入母屋造、本瓦葺、八脚楼門、明治35年(1902年)建立。上層部に釈迦仏と十六羅漢像安置。






新善光寺縁起 (新善光寺HPから抄出)
創建は鎌倉時代、小松左衛門慰尉宗定(高野宗定)が平家の御霊を慰める為、信州善光寺へ48度参詣を繰り返したところ、宗定の霊夢
に善光寺如来の化身が現れ、「近江の霊地に私の分身を祀れば住民を守ることが出来るだろう。」と告げた。慶長5年(1253年)宗定
は御告げに従いこの地に御堂を建立し善光寺如来像を安置したのが始まりとされます。




▼山門から見る境内。







▼今日の龍は水を吐きません。







▼待ってくれていたのはこんな牛さん。新善光寺もメインキャラクターはモチロン牛さんです。     







▼オーよう来たな!







            ▼両親(ふたおや)供養観音さんが境内睥睨中。







▼遠慮がちな石標が本堂前に。







▼本堂。正面写真は撮り忘れのオソマツ。でした。







▼本堂前面は格子戸と格子窓。







▼本堂扁額は「新」がありません。







▼内陣の扁額。こちらは山号が書かれています。







▼外陣からの内陣の様子。







▼これも内陣の扁額。こちらは寺号が書かれています。







▼瓔珞で荘厳された内陣、奥に立派なお厨子が見えますネ、残念ながら仏像の姿はありません。







            ▼仏殿再建の記念碑。本堂のことかと思われます。







▼念仏塚とか経塚など石碑や塚が結構多い境内です。







▼比較的新しい千体観音堂。







▼堂内両脇に千体の黄金観音さんがお立ちです。













▼こんな優しいお顔の観音さんがズラリ。







▼山門上層のガラスを気にしつつ新善光寺オイトマです。







▼ご朱印です。






立派な山門に圧倒されましたが、境内には本堂と観音堂、開山堂のみの小さなお寺です。本堂には外陣まで入堂可能ですが、内陣に
は入れず、須弥壇奥には豪華な荘厳の立派なお厨子が見えますが、本尊は勿論、お前立ち像も見ることは出来ませんでした。
相当物足りない新善光寺これにてオシマイ


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