こんにちは!ついに6/1から、アトリエでの授業を再開しました!
休校期間中、皆さまには大変ご不便をおかけしました。
オンライン授業もスタッフ一同、初めての試みでバタバタしてしまった場面も多々あり・・・。
ご参加いただいた方々、ありがとうございました!
今後は5月中に行っていたようなレクチャー形式の授業は一旦無くなりますが、メール、LINEでの添削や、授業時間中にオンライン ビデオ通話での受講は引き続き行っております。ご希望の方はご連絡ください。
さて、5月最後のオンライン授業は、どんな様子だったのでしょうか・・・?
今回は吉川、田中、大窪の三講師による「ごちゃっとしたものを水彩で描く!」というざっくりした企画でした。田中先生は茅ヶ崎からリモート参加です!
んん?吉川先生の周りにある銀色の脚は・・・
実は、三脚なんです!
三脚にカメラをセットし、手元カメラとして使用していたんです。ですのでなんだか機材が目立ちますね・・・
描くモチーフは一つづつ描いていると時間がかかるもの という事で、吉川先生と田中先生は紫陽花を。
大窪は、空間に抜けが無い森を描くことにしました。
紫陽花というと花のシルエットなどを描きたくなりますが、花の中心の集まりを滲みをうまく利用して、雰囲気を出していますね。
一見すると不定形なにじみや、関連性がなさそうな色でも後々効果が現れたりしてきます。
こちらは大窪。
右の写真を参考に描いていますが、見るからに葉っぱが多く繁り、どこから描いていいの状態です・・・
が!!
まとまりがなさそうな森でもよくよく見ると幾つかのグループが見えてきますよ。
筆の動きを横に動かしながらなんとなくの明暗を作っていきます。光が差してきている場所は明るく残してあげると良いです。
一方、吉川先生は、周辺にガツっと明度の低い色をのせ、紫陽花のシルエットを浮かび上がらせていました!
先ほどのピンクや水色のにじみが、不思議と紫陽花独特のグラデーションを想わせます。
思い切り強い色をぶつけるというのはなかなか勇気がいりますが、明るく淡い色をより美しく見せるには効果的ですよ〜。
さあ、こちらは先ほどに比べると具体的に木々の様子が出てきました。
なんとなく置いた緑のにじみの隙間に幹を描いていきます。ここでも手前にある木は強めにいろをつけると、グッと距離感が出ます。
空気遠近法をうまく使うと良いでしょう。
幹の色は茶色でなくてもいいんです。絵の雰囲気や周囲の色などに合わせて、今回は少し寒色系の茶色にしてみました。
バーントアンバーに少し緑を混ぜたり、青系を混ぜたり・・・
そうするとクールな茶色になりますよ。
ここから更に加筆してもう少し濃くなりました。
(田中先生はリモートだったので途中経過がなくてすみません・・・)
三者三様で、こちらも楽しく絵を描くことができました。これから花や景色が鮮やかになる季節です。
水彩でスケッチ、みなさんもやってみてくださいね!
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まだまだこの先どうなるかわからない状況ですが、皆さまがアトリエで少しでも楽しく制作できるよう、心がけて参ります。
また、マスクの着用や常時換気などにより、皆さまにはご不便をおかけする事もあるかと思いますが、ご協力をよろしくお願いいたします。