カテゴリ:時間考察
時間の陥穽79
現代の先端物理科学が宇宙の構造形成を満たすのが重力に源を持つこと、ヒッグス粒子の観測や「暗黒物質」の確認及びダークエネルギーの発見に努めることは勿論のことですが、宇宙世界で物理科学に立ちはだかる未だ未解決の問題があります。宇宙空間はどの観測地点を選んでも中心といえる程の速度をもって拡大膨張しています。つまりは、方向性を持たない空間膨張、果てが見えない若しくは無いゴム風船の膨張です。其の空間に方向性は一切ありません。此処に一定方向の宇宙空間は存在しません。ところが、相対性理論で幾度も持ち上がる「時間」が未だに解决できない問題として浮上します。何故に、空間と違って時間は一方向にしか進まないのか。なぜ過去は低いエントロピーであった筈の宇宙が、過去と未来が区別でき得るようになり時間概念が生じたか。熱力学第二法則そのものの物理法則ではなく、エントロピー(entropy)という概念を人間が与えた現象を時間変異を数学的に説明する為に用意された物理法則もどきの論法です。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年02月23日 06時38分14秒
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