“渋谷の父 ”ハリー田西の占い研究所

自身のことを含め世の中の森羅万象を占い師・運命学研究家の立場からつづります。

シリーズ自民党総裁選「自民党総裁の天中殺に見る系譜」

2018年09月02日 18時15分53秒 | Weblog
9月に入りました。
今月は6年ぶりに自民党の総裁選が行われます。

現時点で今回の自民党の総裁選は、
昨年2期連続6年という党則を変更して3期連続9年を目指す安倍総理と、
石破元幹事長の一騎打ちという状況になっています。

まぁ自民党の総裁選というと自民党の党員や支持者でなければ、
対岸の火事みたいなことかもしれませんが、
現状では自民党の総裁=日本国の総理大臣となるわけですから、
国民の一人として無関心のままスルーというわけにはいかないと思います。

そこで、このあと4回にわたり
自民党の総裁選挙の行方についての運命学的分析をしてみたいと思います。

これから綴っていく記事は、
ふだん芸能人の恋愛や結婚についてや
天中殺現象の対処法などの記事を読んでくださっている方には、
ほとんど興味が湧かない内容かもしれません。
そういう方はどうぞスルーなさってください。

実は、これから綴る話は、
この8月に僕が実施した『真夏の開運セミナー』で紹介しようと考えていたものですが、
僕の役不足、力不足、不徳のなせるところとはいえ、
(まったくではありませんが)
セミナーそのものへの参加や反響もほとんどなく(笑)
ならば“宝の持ち腐れ”――というほどのもんではありませんが、
もったいないのでこうしてブログに書き残しておこうかと思った次第です。

さて、そのシリーズ自民党総裁選、
第一回は「自民党総裁の天中殺に見る系譜」についてです。
なんか仰々しいタイトルですが、
まずは4回の“マクラ”としてこんな話からお聞きください。

現在の自民党は1955年に日本民主党と自由党が合同して誕生しました。

自民党は日本の国政政党の中では、
1922年結党の日本共産党に次ぐ64年の歴史を誇っています。

しかも、その多くの時期において政権政党としての役割を担ってきました。
他の政党が出来ては消え、消えては生まれ、離合集散を繰り返す中、
なぜ自民党はこんな長きにわたって歴史を重ねて来たのでしょう?
それだけ地位や利権にしがみついて来たから?
官公庁に入り込んできたから?
もちろんそういう見方もできますが、
とりあえずこれを運命学的に分析してみたいと思います。

まず、政党など集団の動きを見る時は
そのトップに立つ人間の運気を見るといいますが、
実は自民党のトップたる総裁にはある傾向が強く出ています。

それは自民党総裁の天中殺の系譜です。

以下に掲げたのは初代自民党総裁・鳩山一郎氏(鳩山由紀夫氏の祖父)から、
現在の25代総裁・安倍晋三氏にいたるまでの自民党総裁の天中殺の系譜です。

1、鳩山一郎 (寅卯天中殺)
2、石橋湛山 (申酉天中殺)
3、岸 信介 (戌亥天中殺)
4、池田勇人 (寅卯天中殺)
5、佐藤栄作 (寅卯天中殺)
6、田中角栄 (寅卯天中殺)
7、三木武夫 (戌亥天中殺)
8、福田赳夫 (寅卯天中殺)
9、大平正芳 (申酉天中殺)
10、鈴木善幸 (申酉天中殺)
11、中曽根康弘(申酉天中殺)
12、竹下 登 (申酉天中殺)
13、宇野宗佑 (戌亥天中殺)
14、海部俊樹 (子丑天中殺)
15、宮澤喜一 (午未天中殺)
16、河野洋平 (辰巳天中殺)
17、橋本龍太郎(子丑天中殺)
18、小渕恵三 (申酉天中殺)
19、森 喜朗 (辰巳天中殺)
20、小泉純一郎(子丑天中殺)
21、安倍晋三 (申酉天中殺)
22、福田康夫 (辰巳天中殺)
23、麻生太郎 (戌亥天中殺)
24、谷垣禎一 (申酉天中殺)
25、安倍晋三 (申酉天中殺)

以上25代の自民党総裁の天中殺の内訳は、

子丑天中殺(初代運)  3名
寅卯天中殺(跡継ぎ運) 5名
辰巳天中殺(はみだし運)3名
午未天中殺(終止運)  1名
申酉天中殺(跡継ぎ運) 9名
戌亥天中殺(はみだし運)4名

となっています。

ここで天中殺について詳しくないという方のために
簡単なガイダンスをしておきます。
一般に天中殺は運の悪い時期を指すものだとばかり思われていますが、
それは天中殺理論の一部で、
家系の流れに対するそれぞれの天中殺のスタンスがあるのです。

たとえば、寅卯天中殺と申酉天中殺は東西の横軸に位置する天中殺、
横軸は現実を意味しているので現実に強い天中殺で、
《跡継ぎ運》といって家業・家系の跡を継いで発展させていく
二代目、三代目のタイプの天中殺です。

これに対して、
子丑天中殺と午未天中殺は南北の縦軸に位置する天中殺で、
こちらは精神が強い、逆にいうと現実が弱い天中殺といえます。

また、このうち子丑天中殺は《初代運》といって、
親の仕事を継がず、自ら新しい代を作る天中殺。

一方、午未天中殺は《終止運》といって、
そこで家業、家系の流れを止めてしまう、
まとめ役の働きをします。

さらに、辰巳天中殺と戌亥天中殺は《はみだし運》といって、
本流からはみだして家系の流れを変える一代限りの天中殺で、
家系を継ぐことも継がせることもしません。

さて、以上の予備知識を頭に入れた上で、
上記の自民党総裁の天中殺を眺めてみてください。

自民党の25代にわたる歴代の総裁のうち、
実に半分以上、56%にあたる14名の総裁が、
現実に強い《跡継ぎ運》の寅卯天中殺(5名)か
申酉天中殺(9名)なのです。

この自民党総裁の天中殺の系譜については、
今回のテーマが安倍VS石破対決にあるので詳しくは書きませんが、
たとえばロッキード事件の流れを変えるために
戌亥天中殺の三木さんが出てきたり、
リクルート事件の流れを変えるために
同じく戌亥の宇野宗佑さんが出てきたり、
足利幕府や徳川幕府の将軍と同じく奇しくも15代にして登場した
午未天中殺(終止運)の宮澤喜一氏で政権が野党にわたり、
17代の子丑天中殺(初代運)の橋本龍太郎氏で自民党に戻って再び流れが始まるなど、
けっこう天中殺そのものに直結した因縁があります。
ネットでもそのことについて書かれたものがあるので探してみてください。

要するに自民党政治の特徴は吉田茂に端を発する
“保守本流”の流れを寅卯天中殺と申酉天中殺の総裁によって継承してきた。

そして、ピンチになると戌亥天中殺や辰巳天中殺によって
その流れを一時的に変えてきたということでしょうか。

だとすれば、いまの与党体制は申酉天中殺の安倍総理と
寅卯天中殺の石破元幹事長のどちらが選ばれたとしても
ほとんど変わりはないということ、
子丑天中殺の小泉進次郎さんや河野太郎さんあたり、
せめて変化球として辰巳天中殺の岸田文雄政調会長が出てこない限りは、
いまの政治体制に大きな変化は望めないということです。

もちろんいまの政治体制のままのほうがよいという意見もあるでしょうし、
だからこそ安倍さんのままでいいんだという意見もあると思います。

その点個人的には少し残念だなと思ったのは岸田さんの回避でしょうか?
岸田さんはいま運気の強い辰巳天中殺、
年運には戦いの星・車騎星が回っています。
ですからもし今回の総裁選で安倍さんに対抗するとし、
かなり自信満々、やる気満々の安倍さんをゆさぶるとしたら
岸田さん以外にはいなかったと思うからです。

それを、今回の総裁選を前に、
岸田派の人間も驚くくらいあっさりと不出馬を決めてしまった岸田さんは、
少し残念というか意気地がないのではないかと思いました。

いや、かりに3年後に安倍さんからの禅譲を考えているとしたら、
意外にそのあてがはずれてしまうこともあると思います。
安倍さんというのはそのくらいしたたかですから…

ということで、次回は「天中殺もなんのその!安倍総理はなぜ強いのか?」のお話!


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2 コメント

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Unknown (亡命希望者)
2018-09-03 06:26:09
岸田の甘さは同感です。石破以外は皆意気地がないね。アベは野党だけでなく自分に逆らう者には手段を選ばずって評判ですから皆ビビってる。旧ソ連や中国のような粛清劇が日本でも現実化。恐怖と利権による支配。実に美しい国です(笑)

ハリー先生は自民永久政権を占いにより分析されてますが民族性が原因な気もします。昔から学校や勤務先で徹底的に「個」の抹殺が行われてきました。権威には逆らうな。多数派に属しろと。そこにはモラルや正義などありません。最近は今まで隠されてきた色んな組織の問題が噴出してますがあまり変わろうとする雰囲気は感じません。むしろ何が悪い!これでいいのだ!という開き直りが凄いです。簡単に言えば反動的なんでしょうけど。人が駄目なら神により政治を正して欲しいのですが無理でしょうね。
Unknown (Unknown)
2018-09-06 09:04:56
2月までの申酉に安穏と居座ったアベさんのせいで北海道までやられた気がする。酷暑台風地震。早く退陣してほしい。極め付け首都直下だったら怖すぎる。

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