【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

「バックマン」と呼ばれる西田賢司 =022=

2019-01-14 06:08:58 | 浪漫紀行・漫遊之譜

〇◎ 命のことを知らずして、命の大切さは理解できない” ◎〇

= 探検的調査を実践する “探検昆虫学者” 西田賢司 =

【この企画はWebナショジオ_“「コスタリカ 昆虫中心生活」” に追記・補講し、転載した】

 中米コスタリカで新種の昆虫を見つけまくる男! 「バックマン」

曰く 『昆虫は、僕たちに自然の変化を教えてくれる一番身近な存在です』 

◇◆ =022 頭をかみ切られても交尾を続ける昆虫 ◆◇

 昆虫の中でも大きめで格好良く、「獰猛な肉食系」なイメージもあって人気の昆虫、カマキリ。

  コスタリカには50~100種が生息しているとされる。50~100という種数の曖昧さは熱帯ならではのご愛嬌。とても多様な種がいるうえ、名前がまだない新種も続々登場するので、正確な数を把握できていないのだろう。コケに似たもの、葉に似たもの、枯れ葉に似たもの(前回記載)、枝に似たものなどさまざまだ。

  「獰猛な肉食系」はイメージだけではない。大型のカマキリが時折カエルやハチドリを捕えてムシャムシャしていることもあるし、交尾中にメスがオスの頭をかみ切ることもある。すごいことに、頭をかみ切られたあともオスは1時間以上交尾をし続けられるという。

カマキリー2

  余談だけれど、ぼくがコスタリカに来て間もない15年ぐらい前、首都サン・ホセの街にKAMAKIRIというレストランがあった。地元の蝶の研究者が教えてくれた。「日本語でカマキリ(mantis)の意味なんだろ? 言葉の響きがいいね!」と言っていた。

  店の看板を見るたびに、なんか嬉しさを感じていたあの頃を今回の文章を書きながら思い出した。

カマキリー3

 Ӂ クイズ、これは何? Ӂ

 さて、下図(左側) これはなんでしょう? コスタリカの自宅の裏庭でも見つかります。

 答えも下記のイラスト。

 ・・・・・・・・キノコの傘。写真は下からのぞいて接写をしたもので、光が透けて見えるのがわかる。

 倒木にこんなふうに生えていたり、 こんなふうに大木を覆っていたりする。

 ぼくは調査で、キノコの傘の裏側を「虫がいないかなぁ~」と探すこともしばしば。次回はキノコで見つけた昆虫たちをご紹介。

これ何ー1

 =参考資料・文献=

カマキリ(蟷螂) 

 カマキリは、昆虫網カマキリ目(Mantodea)に分類される昆虫の総称。前脚が鎌状に変化し、他の小動物を捕食する肉食性の昆虫である。漢字表記は蟷螂(とうろう)、鎌切。名前の由来については、「鎌切」という表記があることからわかるように、「鎌で切る」から「鎌切り」となったという説と、「カマキリ」は、「鎌を持つキリギリス」の意味で、この「キリ」はヤブキリ、クサキリ、ササキリなどのキリギリスの仲間の名にふくまれる「キリ」と同じであるという説とがある。

 分類法によっては、ゴキブリやシロアリなどとともに網翅目(もうしもく、Dictyoptera)とすることもある(その際、カマキリ類はカマキリ亜目になる)。かつてはバッタやキリギリスなどと同じバッタ目(直翅目、Orthoptera)に分類する方法もあったが、現在ではこれらとはそれ程近縁でないとされている。カマキリに似たカマキリモドキという昆虫がいるが、アミメカゲロウ目(脈翅目)に属し、全く別の系統に分類される。またおなじくカマキリに似た前脚を持つミズカマキリもカメムシ目(半翅目)に属し、全く別の系統である。これらは収瞼進化の例とされている。

 カマキリ類では、同じ種類でも体の小さいオスが体の大きいメスに共食いされてしまう場合がある。交尾の際も共食いが行われ、オスはメスに不用意に近づくと、交尾前に食べられてしまうので、オスは慎重にメスに近づいて交尾まで持ち込む。飼育環境下では交尾前に食べられてしまうこともあるが、自然環境下では一般的に交尾の最中、メスはオスを頭から生殖器までむしゃむしゃと食べる(食べられないこともある)。

 一般に報告されている共食いは、飼育下で高密度に個体が存在したり餌が不足したりした場合のものであり、このような人工的な飼育環境に一般的に起こる共食いと、交尾時の共食いとが混同されがちである。交尾時の共食いも、雌が自分より小さくて動くものを餌とする習性に従っているにすぎないと見られているが、詳しいことは未だ研究中である。

 共食いをしやすいかどうかの傾向は、種によって大きく異なる。極端な種において、オスはメスに頭部を食べられた刺激で精子をメスの体内に送り込むものがあるが、ほとんどの種の雄は頭部や上半身を失っても交尾が可能なだけであり、自ら進んで捕食されたりすることはない。日本産のカマキリ類ではその傾向が弱く、自然状態でメスがオスを進んで共食いすることはあまり見られないとも言われる。ただし、秋が深まって捕食昆虫が少なくなると他の個体も重要な餌となってくる。

 カマキリのオスは生涯に複数回の交尾が可能なため、一匹のメスに食べられて自分の子孫の栄養となることが、自分の子孫をより多く残すために必ずしも有利となるわけではない。オスがメスから逃げ切って別のメスと交尾することで、複数のメスからより多くの子孫を残すという戦略も有効である。一方で、オスがメスに食べられた場合は、その栄養でメスに食べられなかった場合よりも多くの子供が生まれることが分かっており、メスに食べられることで一匹のメスからより多くの子孫を残すという戦略も有効である。

キノコ

・・・・・つづく

 ◇◆ 「奇想天外!珍虫たちのサバイバル」  ◆◇

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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