カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ハルチュル~

2020年09月25日 22時19分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年の作品、タイトルはヒンディー語で「騒動」。

ある村で権力を持つ二つの家同士、
お互いの根底にある恨みつらみが発端で、
巻き起こる騒動を描いている。

  <ストーリー> 

ある村で裕福な暮らしを送るアンガーチャンド
(アムリッシュ・プリ)には4人の息子がいた。
長男バリ(ジャッキー・シェロフ)、次男キシャーン
(パレシュ・ラワル)、三男シャクティ(アルバーズ・
カーン)、四男ジャイ(アクシェイ・カンナー)。
家の門には「女性には財産を与えない。」と書いた看板が、
掲げられている。

法学部に通うアンジャリ(カリーナ・カプール)は、
州の内務大臣との結婚が決まったために、
祖母ラクシュミー(ラクシュミー)の待つ家に戻るが、
アンガーチャンドの横槍で破談になり大学に戻る。
すると学内にジャイが新聞をまき、
全員に知られる事となってしまっていた。

ショックを受けて家に戻ったアンジャリ、
仕返しをしようとする家族を祖母ラクシュミが止め、
アンジャリに知恵をつける。ジャイを色仕掛けで誘惑し、
アンガーチャンド家に亀裂を入れると言う作戦だった。

作戦に乗ったフリをするジャイだったが、ある日、
アンジャリをバイクに乗せている所をアンジャリの
叔父ヴィール(スニール・シェッティ)が見てしまい、
勘違いしてジャイを殴ってしまう。アンジャリは、
全ては祖母が立てた作戦であると話す。

ヴィールはアンジャリの母親とアンガーチャンドの
長男バリとの事を聞かせる。二人は結婚を約束した
仲だったが祖母が反対し、祖父がバリを撃った。
そしてアンジャリの母親を別の男性と結婚させた。
怒ったアンガーチャンドは祖父を殺し14年間服役し、
出所した後、女性に財産を与えないと言う看板を掲げ、
4人の息子に結婚を禁じたのだった。

ジャイの3人の兄が大学に復讐にやって来たため、
アンジャリはジャイに全てが芝居であったと話し、
ジャイも芝居だった事を話すが・・・・。

 またまた出た。芝居から本気になる筋書!!

行く末を案じたアンジャリは大学から姿を消す、
ジャイはアンジャリを追って地元へ戻る。
二人は結婚しようとするがジャイの家族は許さない。
しかし次男のキシャーンが隠れて家庭を持っていた事が、
発覚しジャイは希望を持つが、二人とも追い出されてしまう。

全てを失ったジャイはアンジャリの家に行き愛を確認するが、
アンジャリの家族が許すはずはなかった。
大急ぎでアンジャリを弁護士の息子と結婚させようとする。
そしてジャイを殺し屋に襲わせるが、兄達が助けに来る。
兄達はそこで初めてジャイとアンジャリの事を知る。

祖母のラクシュミは一芝居うち、アンガーチャンドを、
結婚式に招待する。叔父のヴィールの手引きにより、
ジャイは結婚式に忍び込み新郎になりすまして席に着く。
儀式が進み最後に新郎が新婦の首に結婚の印のネックレスを
かける場面、兄達が父親を代弁しジャイはネックレスをかける。

アンガーチャンドは式場から自宅までの道のりで、
考えていた。自宅に着いたアンガーチャンドは、
「女性には財産を与えない。」と書いた看板を捨てる。

 アンガーチャンド家の長は父親、家族はみんな従うと言う考え。
 一方ラクシュミ家は祖母に従う考え。両家とも長を恐れている。
 尊敬もしているんだろうけれど、恐れていると言う感じ。
 次男のキシャーンが家族を持っていた事がバレても、
 シラを切りとおすところが面白くも哀れだった。

 ジャイが父親の祝福なしでは結婚できない、と言うのも、
 ここまで来て最後の最後で~と思った。

 ヒンドゥー教徒の結婚成立には諸説あって、
 地域的な物かもしれないけれど、
 花輪(レイ)の交換をもって、聖なる火の回りを7回周ったら、
 今回の様にネックレス(マンガル・スートラ)を
 新郎が新婦にかけたら、などある。
 一番多いのは聖なる火の回りを~かな。

 マンガル・スートラをかける場面で、マンガル・スートラを
 かけさせないようにするために、取りあいになるんだけど、
 コメディチックにする必要があったのか?と思った。


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