一昨年に亡くなった友人、もと大映の撮影監督・上原明氏が50年前に製作した「東京パラ
リンピック愛と栄光の祭典」をご紹介します。
この作品は、当時は撮影助手だった上原氏が、大映の許可を得て別会社を作り製作したの
がこの作品です。いま見てみると完成度の高さに皆さん驚いて一般公開が望まれています
が、製作・上原明、ナレーション・宇野重吉、音楽・團伊玖磨、脚本・監督が上原氏の兄
貴分にあたるカメラマン・渡辺公夫で、皆さんが手弁当で協力して出来た白黒63分の作品
です。公開当時は山本薩夫監督の「証人の椅子」と同時公開されましたが、お客が全く入
らず完敗に終わった記憶があります。
倉庫に眠っていたこの傑作がいま俄然注目を浴び、今年のパラリンピック前の公開を望ま
れていますが、最近サンケイスポーツに掲載された記事をアップさせていただきました。
興味を持たれる方、もと大映関係者にはぜひ読んでいただきたい記事です。