~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

18日目 ルッカ~ガッレーノ(Lucca~Galleno)10/16

2019年01月11日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
6:50 ルッカの巡礼宿を出発。






曇り空のもと歩く。




アルトパーショの町。
大きな建物の前の階段に座って手持ちのパンやリンゴでランチ。ふと見ると3人組がバルにいました。この町に泊まるそうです。
理由は忘れたけれど、私たちはこの町の宿が取れずに8km先のガッレーノに宿を予約してありました。








ガッレーノの町のバルで休憩し、巡礼宿への道を尋ねました。3km先を曲がって更に1kmとのこと。行ってみてなるほどと思うけれど、その時はわかったようなわからないような。
バルにいる間に雨が降り始め、ザックにカバーをかけレインウェアーを着て出発。
本格的な雨。交通量が結構多くて嫌な道でした。
巡礼宿は4番地。5番地の表示のある家の角を曲がりました。この辺りの筈なのに見当たりません。近所の番地は番号が飛んでいます。5番地の家の玄関に高齢のご夫婦がいらしたので尋ねてみました。「この道をずっと行くんだよ」とおっしゃっているようです。かなり歩いてみましたが、木々が生い茂るばかりで家らしい影も形もありません。「違うよねぇ」と戻り、宿に電話をしました。でも相手の男性の言っていることが理解できません。迎えに来てもらえないか聞きましたがNO。さっきの5番地の家まで戻って来てしまいました。
私たちに気づいたご夫婦にお孫さんも加わって一生懸命説明してくださり、私たちが「何もない」と言うので、「しょうがないねぇ」と言う風情でおばあちゃんがサンダル履きに赤い傘をさして、4番地まで連れて行ってくださいました。なんと教えられた道で合っていたのです。カーブした道をしばらく行くと、木々の間に屋根が見えました。
おばあちゃん、雨の中ありがとうございました。少し坂道で、お年寄りの足では大変だったと思います。ハグしてお礼を言ってお別れ。私たちのレインウェアはビショビショなのに。R子も私も胸がジーンとして涙がこぼれそうでした。


宿はこんな立派な門構え。


この離れに泊まりました。

宿主はとてもフレンドリーで謙虚で誠実な女性エリザベス。


お部屋も素敵でしょ?


キッチン


タオル、バスタオルもあり、もう一つ小さな部屋もあって広々使えました。
いわゆる食事付きではないけれど、食材は用意してくれます。彼女はベジタリアンなのでお肉はありませんが、スモークサーモンを提供してくれました。


そして「イタリア式のパスタよ」と言って目の前で調理してくれました。


調理している間、猫ちゃんが遊びに来ました。庭に猫を15匹保護しているのだそうです。




ズッキーニ入りのトマトパスタ、すごくおいしかった!
自分たちで作ったサラダとスープも加えてディナー


いくらだったか忘れてしまったけれど、とてもお得なお値段でした。

今日の歩き 29km

《宿情報》
☆La Bigattiera
住所 : Via della Bigattiera,4
電話 : +39 338 3906736
メール: eb1960@libero.it


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2 コメント

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雨の中 (tonton)
2019-01-13 12:50:50
わー!雨の中29kmもあるいたのですか?
お疲れ様です。大変でしたね!
でも確かに、海外での旅、雨は降る、暗くなる、道はわからない、言葉もわからない。
どんなに心細いことでしょうね!

親切な人に助けられて、心に沁みちゃいますね!

それにステキな宿にあたって良かったですね!宿って大きいですよねぇ。
tontonさんへ (みよ)
2019-01-13 23:23:43
そうなのです。歩き慣れたみたいです。なんとなく歩いて、あとで調べてみたら29kmでした。
雨も嫌ですけど、暑くて汗ダクよりもいいかな。雨でひんやりするくらいがちょうど良い季節だったんです。

>海外での旅、雨は降る、暗くなる、道はわからない、言葉もわからない。
ほんと、心細い想いを何度もしました。
そんな時に優しくしてもらうと、涙うるうるになっちゃいます。

少し英語を話される宿主さんだったので、家族の写真を見せ合ったりして和やかで楽しかったです。

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