~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

36日目 ラ・ストルタ~ローマ(La storta~Roma)11/3

2019年07月16日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
最後の歩きです。
6:20出発。

道の向こう側に大きなごみ箱が並んでいるでしょう?
歩道と車道にまたがってごみ箱があるのですが、歩道側にごみが溢れていてとっても臭いんです。歩道を歩くとごみに触りそう。車道側は車がビュンビュン行くし、一体どこを歩けば良いのやら。


アオスタやトスカーナのような自然の中をもう歩けないのかと思うと淋しい。


寿司屋の看板、思わず撮ってしまった。

R子は敬愛するTitoの幻を追いかけていて、彼と入ったバルに入り、彼が迷った道に同じように迷い・・・
やっとルートに戻ってランチ。


久し振りのトーストされたパンがおいしかった。

舗装路から自然公園に入る。暑い。


5・6日前の暴風雨の爪痕が残っています。


丘の上からバチカンを望む。たいした感動はない。

再び山道


倒木が道を塞いでいる所が数か所ありました。ザックを下ろして潜ったり、跨いだり。
自転車のグループとすれ違ったけど、彼らはここ、どうしたのかなぁ。


バルで休憩してからいざバチカンへ! 14:00バチカン到着。

ところがこの日のバチカンの写真が一枚もありません。私の心を反映しているかのように。

巡礼証明書(TESTIMONIVM)をどこでもらったら良いのかわからず、バチカンの周りを2時間半もウロウロしました。
派手な制服を着た衛兵さんや、教会脇の事務所に詰めている黒い制服と帽子の衛兵さんや、警備に当たっていたポリスマンや、シスターや、ほんとに沢山の方々に尋ねて、人によって違う場所を指示されて、くたくたになりました。
何度も同じところをぐるぐる回って、最後に黒い制服の衛兵さんが横の教会の神父様に会わせてくださいました。
神父様は、「巡礼証明書を発行する場所は4時で閉まってしまいました。明日は祝日のためお休みです。月曜日にならなくてはそこは開きません。」と、何とかしてあげたいけれども何もしてあげられないと、もどかしそうにしていらっしゃいました。別れ際、私たちの頭に手を載せて祝福してくださり、そのお気持ちが私は嬉しくてウルッとしてしまいました。
旅の間、感情の起伏が大きくなっていたようです。

結局、この日巡礼証明書は入手できました。


探し求めていた場所はここでした。


もう少し重厚なシーンを想像していましたが、ツーリストオフィスみたいなところで、渡された紙に自分で名前を書いて終わりでした。
テスティモニウム(巡礼証明書)を誰に尋ねてもご存知なくて、なんだ、そんなものかと思っちゃいました。

つづく

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2 コメント

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Unknown (ふき)
2019-07-16 04:49:59
続きがあるんですね(爆)
感動でウルルンしました
昔も今もボーッとあてもなく旅をする事がほとんどですが
みよさんのように 
ある目的と意志を持って旅をすることの凄さを
学び感動させて頂きました
ふきさんへ (みよ)
2019-07-16 14:06:51
つづきは宿編です。もうドキドキ、クタクタはありません(><);
えっ?感動してくださったんですか?!
えっ?どこにだろー !(^^)!
歩くことがこんなに楽しいとは、この旅まで知りませんでした。
でも今、腰痛であんなに歩けないんです。
いい経験でした。

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