北海道でノンビリと

一眼カメラのズームレンズが動かなくなった。

一番多用していた18～300mmのレンズで、時々接触不良を発生してシャッターが下りなくなり、イマイチ調子は良くなかったのだが、ご機嫌をとる方法も知っていて何とか使いこなしていたのに突然のストライキだ。

ルンバは、「修理に出せば？」と簡単に云うが、分解修理になるのでおそらく3万円はとられるだろう。

カメラショップにレンズを見に行った。



数か月前にエリモ岬を案内したT子さんが使っていた新発売の18～400mmのレンズは6万円程(驚)。
揉み手をする店員さんに背を向けてトボトボと店を出た。

来月は車検だ。それに車の任意保険の更新もあるのだから、レンズに出費をすることはできない。

優しいジュニアが買ってくれないかなぁ･････
一度ジュニアの家へ行ってみようかと思いながらタメ息をついて財布を広げ、今月の生活費としてルンバに手渡した金はいつもの半分。

その少なさに気が付いて「何コレ」と云うルンバ。その顔にはいつもは隠れている鬼の影が垣間見えた。



「いや･･･あの･･･今、財布にはそれしか無いから、残りは明日ATMへ行ってから渡すから･････」と云った途端、「あっ、そうなの」と少し顔を覗かせていた角と牙はスーッと消えた。