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日本の競争力の源泉は「低賃金の労働力」にある!

2019-01-22 09:06:04 | Weblog
数年前から、「オフショア」って言わなくなった。
オフショアしなくなってもよくなったのは、それはやっぱり、

「低賃金の労働力」にある!

と思う。今や、この「低賃金の労働力」が日本の競争力の源泉だよね!

日本の賃金が先進国内で最低ということも、確かにそうなんだけど、
それ以上に、他の国は、能力のある人にはそれなりの金額を払わないといけないので
高学歴・高度技術所得者(例えば博士号保持者)が例えばソフトウェアの底辺生産現場に行くことは、
まずない(プログラムを書かずにExcelでドキュメント整理するような現場)。

日本でも、数年前、定年再雇用やリストラが進む前は、

・プログラマ、SEの多くは、中小企業で、専門卒あるいは、工業大学を卒業した若い人中心
・プログラマをまとめる上級SEやPM、PMO候補生は2つコースがあって、 
 (1)大手SIerないし、その子会社に入社する
  →たいてい、中堅大学以上の学歴
 (2)中小企業のプログラマが数年たち、幹部になる

と思われていた。しかし、そのころは、40代、50代の人が少なかったから、
35歳定年以降は、会社幹部になっていく人が多かった・・・




けど、ここ数年で、リストラがガンガンに起こり、その人たちの受け皿が派遣や常駐のSESになったことや、
企業の再雇用が増えたりしたことで、

  派遣の一部の人は、プログラマーへ
   →さらに派遣では、リストラされたベテランと抱き合わせで未経験者を紹介して

  再雇用の人は同じ給料が安くなって、マネジメントなどに

ということになり、リストラされたベテランの人が、一番下のプログラミング業務に行くことが増えてきた
(開発現場に結構、50代くらいの人、最近多い)
リストラされた人は、外資の人や有名SIer、高学歴の人も様々居て
(そこまで広範囲にリストラしているということ)
その人たちは、給料安いわけ=高学歴、高スキルの人を安く使えるということ。


だから、数年前から、「オフショア」って言わなくなった。仕事が減ったのではなく、
そういう形で、人が安く手当てできるようになったから。


将来は・・・
というと、この傾向は、もっと進み、人件費による日本の競争力は上がると思う。
リストラはまだまだ進みそうだし、企業の再雇用ももっと増えるだろうし・・・

もうじき、バブル組が再雇用になって、給料下げられるから、
そりゃーもう、競争力倍増っすよ!

もちろん、高度プロフェッショナル制度で、高度な技術を持っている人には、
残業いくらでもさせられる(=上記の理由で、低価格で!)ようになるので、
もっともっと、競争力は高まると思うよ!


・・・っていう文脈で、働き方改革をはじめとした、最近の労働関係の法制度改革をみると、
実は、全部つながっていたりする・・・

※このおかげ(せい)で、現場は面白いことが起こっているんだけど、
 それは、別エントリで書くわ。


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