山王トンネルを超えて福島県に入って最初の「道の駅たじま」でもらった会津高原のパンフレットに駒止湿原と宮床湿原が紹介されていました(駒止湿原は平成27年度豪雨災害の影響で現在入山規制中)。宮床湿原は南郷スキー場に隣接していてアクセスも便利そうなので、高清水自然公園に続いて訪れてみました。
ニッコウキスゲが咲き始めた南郷スキー場に沿って林道を登り、スキー場から1kmほど走ると車が数台停められるスぺースがあります。1台工事用の車が停まっていました。
案内板です。湿原まで歩いて10分ほどです。
林道からの入口です。迷うことはありませんが、熊が出そうなので鈴を鳴らしながら登ります。
足元にはギンリョウソウが咲いています。
しばらく歩くと湿原の説明がありました。期待できそうです。
湿原の周りには遊歩道、真ん中には1本の木道があり、木道を目指します。
湿原に到着。ニッコウキスゲがお出迎えです。
湿原の様子。熊に出会わなくてよかった。点々とワタスゲが咲いています。
足元ではトキソウが咲き始めています。
始めて見る湿原のトキソウです。
サワランも咲き始め。
ワタスゲ
そして真っ赤なハッチョウトンボです。赤くなるのはオスのようです。
全長10mmと日本で最も小さいトンボです。希産種で幻のトンボとも呼ばれています。宮床湿原では低層、中間、高層湿原の発達段階が観察できると書かれていました。ハッチョウトンボは低層湿原の池塘で多く見かけました。他に水色のルリイトトンボも飛んでました。
宮床湿原の木道の先から10分ほど歩くと南郷スキー場に出て、伝上山に登ることができますが、湿原を十分満喫したので駐車場へ戻ることにしました。