敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

血と骨~よよぎやはたの章

2019年04月14日 | 身辺雑記
4月13日(土)、中野で『血と骨』観劇。
興味深かったアフタートークに
後ろ髪引かれながら事務所に戻った。
のだが。
腹ペコにつき遅い昼食を掻き込む

コロッケ定食にがっつく僕の、
隣のテーブルには若い二人。

おのこが店の常連(もしくは
バイトでもしているのか……)で
女主人と親しげである。
この日、彼女と店に来ることは
報告済みだったようで・・・
「遅かったねえ」
「待ち合わせがうまく行かなくて」

この顛末が、ドラマでやったら、
そんなコテコテな筋書はねーよ
と顰蹙をかう内容であった。

まず羽田で待ち合わせたのだが、
二人の便が第一と第二に分かれ
それに気づかずに時間が過ぎ、
諦めて東京駅での集合に変更。
ところが。
今度は丸の内と八重洲の出口に
それぞれが出てしまい、
加えて彼女の充電が切れそうだ、と。
この広い東京駅の反対に居ては、
きっと出会えないと判断し、
「よよぎやはたのホテルでって」
「よよぎやはた?」と主人。
「あ、よよぎはちまんかあ……」

秋田の二人。
おのこは、推測だが東京暮らし。
春休みに帰省して、新学期に再上京。
それに合わせて、秋田で働いている
めのこは、土曜に来て日曜には戻る、
短いデート、ということらしい。

この、コテコテのすれ違いが
秋田訛りで語られると、不思議に
ほのぼのとして、嫌味がないのだ。

僕の体に流れる父の「青森の血」。
そればかりではないと信じつつ、
最後まで聞きたい気持ちを断ち切り、
俳優座の事務所へ向かった。

代々木八幡。
各駅停車のみの小田急線の駅。
首都圏の人間ですら知らない者が
少なくはないだろう……。

演劇界的にいえば。
青年座の拠点であるわけで、
この歴史ある劇団で演劇の血肉を
育んだ者の数の、なんと多いことか。

話を『血と骨』に戻せば・・・
いよいよ本日4月14日が千秋楽
(中野ポケットにて)である。
豪華キャストもさることながら、
制作陣も、華やかなのである。

その中には青年座の森正敏氏の
名前も入っているのである

紙数が尽きたので続く。
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