ぼく、藍之介です。
今は呑気そうにしていますが、緊急事態宣言で自粛期間だった5月20日にぼくの体までもが
緊急事態になっちゃたんだ。
ヘマクリット値11（基準値27.6～53.4）という命の危険が迫っている貧血状態になって母さんが
真っ青になって慌ててぼくを病院へ連れて行ったんだ。先生に「今すぐ輸血するか、肝臓が悪く
なることも覚悟した上でステロイドの大容量投与するかしか助ける道はない」って言われて、
ステロイド40ミリの投与は今回が3回目で、ぼくはすでにステロイドの副作用ってやつで
糖尿病リスクが高くなっていて、クッシング症候群にもなっていてのだけれど、母さんは覚悟を
決めて今回もステロイド40ミリ投与を選択したんだ。
ステロイド大量投与の後は数日に一度くらいの検査でヘマクリット値をみながら徐々に減薬
していかないといけないから、そういう時はいつも母さんは緊張しているんだ。
そんなときに、アロマセラピストで日本式緩和ケアをされている先生から「貧血には当帰芍薬散
が良い」とアドバイスされて、母さんは早速当帰芍薬散をお湯に溶かして飲ませてくれたんだ。
ほんの少しずつ減薬しながら、ヘマクリット値は24.6→28.4の間をやや上下しながら
ほぼ横ばいを続けていたんだけれど、先週6月25日にはヘマクリット値38.6に上がっていたんだ！
そして、上り続けていた血糖値が下がったんだ！その上、増加傾向だった体重も400ｇ減の5.35kg
になるという好成績だったんだ！
先生もびっくりで、2度も測定されちゃったんだ。
母さんは当帰芍薬散の効果があったと思っているみたいなんだ。この漢方薬ってやつがぼくに
合っていたのかな？
とにかく今は体が調子よくて気分が良いんだ。
もう2度と貧血になんかならないで、ずっと気分よく暮らせて、母さんを心配させることもないと
いいんだけどなあ。
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シリンジで飲ませてもらっています。
ステロイドの副作用でクッシング症候群も現れていて、被毛が薄くなり、筋肉が落ちてきて
います。また体重増と肝臓へのダメージから糖尿病リスクが高くなっており、先生からは
「太らせないように」と言われています。
当帰芍薬散の助けによって、順調にステロイドを減薬して、最終的にはステロイド・ゼロ
でも安定状態を保てるようになって欲しいと願っています。
自己免疫性溶血性貧血は難病なので完治は望めず、安定状態となっても気を許さずに
ずっと検査は続けないとなりませんが、藍之介や同じ病気の犬猫たちが皆寛解状態に
なって、穏やかな日常を送れるようになることを祈っています。
藍之介の闘病記録が同じ病気の犬猫さんたちにとって何かしら役にたったり、
励みになったりすれば嬉しいです。
