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ウッチェくんソロアルバム発売〜高麗人〜

2018年08月27日 | クォン・スングァン No Reply



ウッチェくんの
ソロアルバムが発売になりました。
(アルバムとしては2枚目?)
あの作業室で誕生した第1作目でもあります。
宅録っちゃ宅録です。
ウッチェくんは淡々とした性格なので
作業も淡々と進みました。
作ると言ってから完成までが早かったなぁ…
一方相方は寝かせてみたり、
こねてみたり
こまごまこだわるのでこんなスピードでは
無理です💦





タイトルは
「高麗人」

まずはタイトル曲「異邦人」



ウッチェくんといえば
環境問題
…というよりも
これに関しては
ちょっと人権問題も
含まれる微妙な問題ですが
日本人にはあまり知られていない
高麗人の強制移住についてが
主なテーマです。
ネットではぱっと見
スターリンの蛮行的な書き方を
されていますが
もちろんその背景には日本がいます。
いろいろな考え方がありますが
何がなんたって
「戦争が悪い」
その一言に尽きます。


記事が出ましたので
訳しときます。

ファイナンシャルニュースより
引用します。

ここから

ノーリプライ チョン・ウクチェ
環境運動家らしい
深くて広いスペクトラム



感性デュオ ノーリプライのチョン・ウクチェが自身のソロプロジェクトであるTUNEの新しいEP「高麗人」を発売したという知らせの話題だ。

チョン・ウクチェはノーリプライだけでなく
環境運動家であり、旅行家として環境と自由に対する所信をこめて活動する音楽家だ。彼の新譜「高麗人」は昨年彼が参加した高麗人強制移住80年記念展示「1937からの朝鮮」に挿入された曲の一部を引き継いでいる。

強制移住から80年が過ぎた現代においてもどの国にも属すことのできない身分としてつらい境遇にある彼らの声をより多くの人々に届けようと作られたこのアルバムはその昔シベリア横断鉄道で荒れ果てた荒野に捨てられた彼らの境遇を音楽で表現しようと苦悩したという痕跡が現れたアルバムだ。

まず1番トラックの「青い空」というイントロの響きで荒れ果てた荒野に捨てられた高麗人たちの前に広がる世界の全ての悲しみを込めたような青い空をシンセサイザーとギターで表現している。

続いて2番トラックが今回のアルバムのタイトル曲となる「異邦人」は彼らが80年前に訳もわからずシベリア横断鉄道に乗せられて経験することになったはるか遠くでの異国暮らしの話だ。特に「いつか誰かがこの不憫な話を知ったのならば僕のところに訪ねてきてほしい」というメッセージに注目される。

続く3番トラック The Signalは映画グラビティの母胎となった短編映画Aningaaqにインスピレーションを得た曲だ。全てを失い、国家からも捨てられてしまったという彼らの鬱憤、彼らのメッセージをシグナルとして投影した曲で離れ離れになった家族と故郷へ伝えたい思いは高麗人たちの叫びを意味する。

エンディング曲の4番トラック「全ての星が落ちる前に」は「その終わりが来る前に故郷と家族にまた会うことができるのか?」という高麗人たちの願いを込めたピアノ演奏曲を通して高麗人強制移住80年記念展示「1937からの朝鮮」のメインテーマとなった曲だ。

合わせてタイトル曲「異邦人」のミュージックビデオは彼が直接高麗人たちの足跡をたどってジョージアを旅行しながら撮影したソースを制作して当時高麗人たちが経験した故郷を懐かしむ気持ち、巨大な力に対してなすすべもない彼らの苦しみを間接的に感じられる。

このように一般人たちには多少聞きなれないとも言える主題だが「高麗人強制移住」に対して歌う彼のあゆみには彼が音楽というものの型にはまらず多彩な活動を繰り広げているアーティストだということを見せてくれることが表されている。


一方チョン・ウクチェの新しいEP「高麗人」は27日正午に各音楽サイトを通じて公開された。

ここまで



ソロで聞くとウッチェくんが
ノーリプライのどの部分を支えているのかが
すごくわかる音です。



前作は
ノーリプライというものの重圧に
苦しんで
ソロというよりは
一度離れた後に
やりたいことをやった
…というアルバムでしたが
今回は
それ以降のウッチェくんが
全て込められています。
「旅感(たびかん)」といいますか
今回のアルバムには列車の音が
入ってて
この記事の通り青い空の下に置いてけぼりに
なった荒野の風景が浮かびます。
主題が主題なだけに
悲しさに溢れてて
ギターの音とか
歌詞とか
それを通り越して
この人の目は世界の
どこまで向いているのかと
感心してしまいました。

ノーリプライは
だんだん2人の方向が
壮大になりすぎて
私はどこまで付いて行かねば
ならないのか…
かたや愛と平和
かたや自然と自由…

思想を音楽で表す
…それは正しい道ですけど。



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