イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ストックポートの名所のひとつ、ユニコーン醸造所のおひざ元エリア、旧街道沿いの花盛りパブ勢ぞろい

2018年08月17日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
国道A6沿いには由緒あるパブがたくさんあります。


上の写真はThe Anchor 錨。

ストックポート市内のヘーゼルグローブ Hazelgrove という町から ストックポートのタウンセンターに入る直前までの 3㎞ ちょっとの間だけでも、けっこうたくさんあります。

ストックポート・タウンセンターを走る国道 A6はロンドンとカーライル Carlisle を結ぶ 長い長いイングランド縦断街道です。


(カーライルはイングランド北限の都市で、隣国スコットランドとの国境の町です)

街道途中のストックポートは、大都市マンチェスターの一つ手前の重要な宿場町だったのです。

宿場町そばの街道には、パブが欠かせません。

ヘーゼルグローブにはたまに車で買い物に行くスーパー、セインズベリーがあります。
ストックポート日報でおなじみのアスダよりはちょっと高級目の品ぞろえです。

セインズベリーの駐車場に車を停めて、散歩がてらA6を行き来して写真を撮って歩きました。
(ちなみに、すべて同じ日に撮った写真ではありません)

パブの屋号も全てイギリスらしいお馴染みのものばかり。

写真を撮ったパブのすべてが、ストックポートのタウンセンターにある大規模なエール醸造所のある、ロビンソンズ社 Robinson's の直営パブなのです。

ロビンソンズの醸造所は、会社の商標、ユニコーンから名をとって、ユニコーン・ブリューリー Unicorn Brewery と呼ばれるストックポートの観光名所のひとつになっています。

ロビンソンズ直営パブのほとんどがハンギング・バスケットと窓際に取り付けたフラワー・ボックスいっぱいに花を植えて、夏中 美しいディスプレイで環境に文字通り花を添えています。

Anchor 一番上の写真のパブです。横から。


横に入る道の名前が Brewers Green(ビール醸造業者の共有地)というのが面白いですね。




パブはほとんど正午に開店します。
開店前に撮った写真には閉まったドアが写っています。


The Grapes (ブドウ)。



The Three tuns(樽三個)。


花飾りの量では断トツ勝者だと思うのですが、いかがでしょうか。


Flyng Coach (空飛ぶ のりあい馬車)


華やかさではこのフライング・コーチの花のアレンジメントにかなうものはないでしょう。

ロビンソズ直営パブはどこも同じ花屋に発注しているのでしょうか、ペチュニアを使った ピンクに白を添えたアレンジが多いようです。
ジェラニウムとベゴニア、オーブリエタを加えて質感に変化を出しています。



このフライング・コーチは、内装も何というか、おしゃれ!です。
プロのコーディネーターがアレンジした、古いものを使ったモダンアレンジ、なるパブ内装のニューウェーブの王道を行っているのです…私の好みとは…ちょっと違う。


Dog and Partridge (猟犬とヤマウズラ)


色味に乏しいけど、ツタを長く下にたらして優美なアレンジのフラワーバスケット。


The Crown (王冠)


昔ながらの立派なつくりのパブなのに、花で飾られていないところががっかりさせてくれます!


The Traveller's Call 旅人の休息所


控え目な分量ながらも色合いが華やか。


Bird in Hand 手にとまる鳥


がっかり外観第二弾、花がない!

「イギリスのパブといえば、パネルに描かれた絵看板!」のイメージがあるのですが、近ごろ絵看板を掲げないパブが増えています。
看板がかかっていても、近ごろ流行りの「カンパニー・ロゴ」のようなシンプルな一筆書きのようなおしゃれなイラストに意匠替えしているところが多いのです。

その点、このパブは「鷹匠の手にとまる鷹」という伝統的な絵柄の泥くさい絵看板を正面に掲げて、レトロな雰囲気たっぷりです。


実は、これだけではないのです。
まだ数軒、写真を撮らなかったこの範囲内のパブがいくつかあります。

機会があれば、また戻って写真を撮って差し入れるつもりです。

最後に…
その名も ブロッサムズ Blossoms 花盛り




ブロッサムズを過ぎれば、街道はすでにストックポートのタウンセンターに差し掛かっています。

横に入れば、私が住んでいるブラーモール Bramhall に通じる道です。


数週間前の、黄色い花(パンジー)がメインのディスプレイです。


数週間ごとにバスケットとボックスを丸ごと交換して花盛りの状態のディスプレイを維持しているようです。

このブロッサムス、アルコールがほとんど飲めない私の行きつけのパブになりつつあります。
詳細は次回に。


上から二番目の写真の、古い国道標識(最近塗りなおされました)、反対側から撮りました。


写真の左方向へ182マイル(293km)行けばロンドン、右方向へ7マイル(11.2km)行けばマンチェスター、119マイル(192km)行けば
カーライルです。

ブロッサムスは左側の信号の後ろに見えている、かどの建物です。



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コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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パブ (石関@風が強すぎる毎日)
2018-08-17 11:13:33
「猟犬と山うずら」の名前にはちょっと吹いてしまいました!(笑)。アメリカでいうダイナーにあたるのでしょうか。しかしアメリカのそれはあさも開いていて朝食がいただけます。

本当にお花がきれいでブロッサムですね。古いイギリスの建物に花がよく映えますね。
私もお酒が飲めません💦飲めない江里さんのパブの楽しみ方をぜひお知らせください♥きっと、お料理がおいしいんでしょうか。
ブロッサムス (江里)
2018-08-18 06:57:14
石関さん、ストックポート出身のマンチェスターバンド、ブロッサムスってご存知ですか。ストーン・ローズィスに影響を受けました日本でも有名だと、今日の夕方(2時間前)に友達の息子に聞いてびっくりしました!
ブロッサムス (石関@イギリスの紅茶色が濃い!)
2018-08-18 09:36:16
オー、ストックポート出身のブロッサムスを知ってますか!去年ストーン・ローゼズがマンチェスター公演した際のサポートアクトです。確か初来日も果たしています。日本だけに向けて発売した作品があり、日本びいきなんだなと思ったのを思い出します。

我らがストーン・ローゼズの影響で出てきたバンド。大切にしたいですね。チラッとしか聞いてませんが、成績よさげ。チャートあがってるんじゃないかしら。

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