コンビニ24時間、福井豪雪でも短縮なし セブン拒否でオーナー「死ぬかと思った」
4/14(土) 9:34配信
大多数のコンビニは、契約で「24時間365日」営業と決まっている。災害などが起こった場合、どこまで契約を守らなければならないのだろうかーー。
福井県のあるセブン-イレブンオーナーは、記録的な大雪を理由に2018年2月6日から7日にかけて、24時間営業の停止を何度も訴えた。しかし、セブン側は要求には応じず、店を開けるよう回答したという。
一緒に勤務していた妻は長時間の雪かきの末に倒れ、救急車で運ばれたが、オーナーは営業をやめられないため、付き添えなかったという。スタッフの出勤も困難で、2月6日から8日にかけて、約50時間不眠で働くことになったそうだ。
4月11日、コンビニオーナーでつくる「コンビニ加盟店ユニオン」の副委員長が中央労働委員会(東京)であった、セブン側との不当労働行為審査の審問で証言した。審査では、オーナーが独立した事業者か、広い意味での労働者かが争点になっている。
●安全や健康よりも営業を続けることが大事?
福井県では今年2月、福井市で最大147cmの積雪を記録するなど37年ぶりの大雪が降り、自衛隊も災害派遣された。
このオーナーの店舗も雪に見舞われ、2月6日の朝から夫婦で周辺の雪かきに追われたという。来客が少なかった上、軒先に積もった雪が落ちて客に当たったら大変ということで、営業中止を相談したが、セブン側は認めなかった。
夜になると妻が疲労で倒れ、病院に搬送された。その後、セブンの社員がサポートで来てくれたため、オーナーは病院に向かったが、社員がいたのは4時間ほどで、ほどなく店へ戻らなくてはなかったという。
翌2月7日の朝になっても閉店は認められなかった。営業を続けて、ケガが発生したらどうするのかとセブン側に尋ねたところ、「オーナーの保険で対応してください」「店は開けてください」という趣旨の連絡があったそうだ。
オーナーが、マスコミの存在をにおわせたところ、ようやく営業を中止しても良いとの許可が下りたという。
ただし、天気が回復したため、オーナーは店を閉めず、2月8日の朝まで勤務。50時間以上睡眠を取れなかったという。審問では、「死ぬかと思った」というコメントが紹介された。オーナーがセブン側とやりとりしたメールは、証拠として提出されている。
●消費者を救った面もあるが、24時間も必要?
報道によると、コンビニ大手3社は、福井の大雪対応でそれぞれ本社から100人規模の応援部隊を投入している。雪で移動が極度に制限される中、コンビニが営業を続けたおかげで助かったという近隣住民も少なくないはずだ。
一方で、「もう無理」というオーナーの声を無視してまでも、客が少ない深夜・早朝の営業を続ける必要はあるのだろうか。「社会インフラ」を標榜するのは良いが、加盟店オーナーや店舗サポートを行う社員に、どこまで災害時の負担を課して良いかは議論の余地がある。
セブン&アイ・ホールディングス広報は4月13日、弁護士ドットコムニュースに対し、福井のオーナーの事例については「事実かどうか確認が取れていない」と述べた。
有事の際は、人命を優先しており、営業の継続はオーナーの判断に委ねているという。ただし、「日頃から地域密着で営業しているので、有事の際、地域の方もコンビニを頼って来ることが多い。『商売の心』というか、店を開けるオーナーが多いのは事実です」と答えた。【編集部・園田昌也】
弁護士ドットコムニュース編集部
百歩譲って、生活インフラ維持のためだと主張をしても、物流が止まっているため生活インフラのための食料品が入荷してこなかったのだ。まさに、働く者の人命を軽視してまでも掲げた大義名分すら失っていたのだ。
今回は、営業するか否かは本部担当者と連絡を取り、店判断で決定すべきだった事例だ。扱いは冒頭に述べた通り、天災対応でよいのだ。雪ならば、店舗も機材も破壊されない。だから店がスッカラカンでも営業継続は誰からも評価はされない。むしろ、今回の報道にあるように非人道的対応として糾弾されるのだ。こんな調子だと、セブンはさらなる大雪で店舗の屋根が崩れでもしない限りは、加盟店オーナーに店舗に泊まり込んで、ただ開店だけ維持せよとなる。客が来るか来ないかは関係なし、ただただ開店維持。これが目的と化してしまった超硬直化組織がセブンイレブンだ。
無理かもw
記事読んだのですが
商品が無く 来客もない
ダレトクなんだよw
商品が来ないのは、
契約違反ではないのですか?
売り上げ補填はないの?
話変わりますが
○○○○が大学新卒向けに
将来オーナーになる条件で
契約社員募集するそうです。
50年ぐらいオーナーが出来るそうです。
誰が募集するんだよw
折角大学出て契約社員w
どうせなら
浪人生か高卒だろw
この会社は
たまに理解出来ないことしますね
震災の時も募金受け付け
という旗あげてて引いたわ
本部がビビるくらいの迫力持ってやってれば、あのオーナーは再契約させないとブチ切れられると思わせちゃえば良いんじゃない?
逆に再契約出来なかったら、ラッキー!他の仕事しようと思うくらいの感じでいいのでは?
本部様なんて思っちゃ絶対ダメ
SVなんか、AD並みの扱いでいいの
皆さん、強気でいきましょう
それでも本部24時間やってください。
配送時間が変わると大変なので24時間は辞めれません。
の一点張りです…
その中で、コンビニエンスストア本部は、フランチャイズビジネスの頂点にある。フランチャイズビジネスの規模は約25兆円ほどだが、その中でコンビニは11兆円規模のビジネスを誇る。我が国のフランチャイズビジネスの圧倒的シェアをコンビニが担っているのだ。
さらに言えば、それだけ多くのフランチャイズ本部企業がありながら、その大半は何らかの瑕疵を抱えた組織ばかりで、毎年のように訴訟沙汰が絶えない。コンビニ本部はその中では、圧倒的に優れた仕組みを有しており、ほぼ完璧に出来上がった状態である。コンビニ加盟店オーナーにとっては、当たり前であることが他のフランチャイズ企業には存在していないことがほとんどだ。例えば、加盟契約を締結する前にコンビニ本部は法定開示書面の読み合わせを加盟予定者と行うが、他の多くのフランチャイズ本部企業はそれを行わない。それどころか、法令で定められている法定開示書面の交付すら行わないところも多い。加盟契約書にしても、契約前にしっかり読み合わせを行うのはコンビニ本部くらいなものだ。また、発注、物流、会計などすべての仕組みが完璧に整備されているのもコンビニくらいなもので、だからこそ、昨日までど素人でもコンビニならば、安定した小売業をいきない始めることができるのだ。
それでも、コンビニ加盟店オーナーの多くは、本部への不平不満を募らせる。理由は単純明快で、稼ぎが思ったより得られないためだ。やっている苦労に対して得られる金が少ないという不満だ。本部は何もしてくれないという文句もよく耳にするが、コンビニ本部ほど加盟店に対してあらゆるサービス提供を行っているフランチャイズ企業は存在しない。ボタン一つで商品が翌日に届くといったシステムを完璧に構築しているフランチャイズ企業などコンビニ本部以外にはないのだ。
コンビニは気軽にスタートできる自営業として、安易な意識で加盟するオーナーが実に多い。それが、こういったブログやネット掲示板で日々展開される本部への不平不満の嵐だ。コンビニオーナーのほとんどが、自営業としての自覚も覚悟もない。これだけのシステムを提供されていながら、本部が何もしないと平気で言うのがコンビニオーナーだ。現実を知らないコンビニオーナーは、何とも情けないものだ。