昨年10月にNY市場で公開した電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は10ヵ月余で株価が10倍になった。
ことし9月初めに10倍以上に暴騰し、ウォール街で成功物語の話の種になってきたが9月初めに500ドル台に乗せてからは320ドルと10%強の調整を記録した。
このまま調整局面いりと判断する投資家が増え利食い売りが目立った。しかし今週、第3四半期の決算を発表し、市場の予想を上回る好決算で株価は再び人気を取り戻した。お化け株の復活だ。
第3四半期は3億3100万円と一株当り$0.27の利益を出した。
1年前は年間で1億4300万円、この1年間で2倍以上の純利益。
公表された後の第3四半期の1株当り利益は$0.76で前年$0.37に比べて大幅に増加した。
直近の第3四半期の売上は前年比で+39%で87億7000万ドルと自動車メーカーの伸び率ではずば抜けた成果を誇示した。ここ1年間で10倍の販売高になり、収益力も大きく上昇した。
会社側では2020年の売上を50万台と見込んでいる。
テスラ株は公開後、1年弱で10倍になり、これまでのような異例の上昇は、今後は見込めないというのが常識的な見通しだが、これまでの常識はずれの成長にかける投資家もいまなお多い。人気は衰えない。