「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「国勢調査終盤」

2020年10月22日 | ニュース・世相

                 

「令和2年国勢調査」というネーム入りの、濃い青色の大きなバッグとバインダーを持たされて、胸には国勢調査員のネームプレート、腕には腕章を付けて。そして家庭訪問エチケットとしてマスクを当てがわれ、奮闘努力した国勢調査も、ようやく終わりが近づいた。

秋半ばの最もいい季節を、非常勤国家公務員という大層な肩書きを頂いて、結構な時間と神経を使って慣れない仕事に走りまわされた。「国政の指針の基礎となる一大統計事業」だと言われても、気持ちばかりが焦り、空回りして、満足のいく結果には至らなかったような、少し欲求不満が残された。

自由国家の自由を愛する人たちが、自らの主権を主張することと、国民一人一人の現在の状況の全てを統計的に把握して、今後の国政に資する指標を得る。という矛盾がそこにあることを忘れてしまったら、これほど大きな統計作業は困難になる。
国政に資することより、個人情報を死守して「自分」のことを「他人」に知らせる必要はないという、個人情報至上主義的独善が蔓延しているところに問題があるようだ。
具体的な例を挙げたいが、それは本意ではないのでグッと飲み込むのが調査員の見識なのであろう。

調査の方法や設問自体にも、時代の変遷や人の気持ちの変化を的確に反映させているのか、と言いたい問題点をいくつか感じた。
まあ色々な考え方があるので、多くを語るのは自己主張になるばかりなので控えるのが賢明。本当に言うべき意見があるなら、受け持ち区域の最終結果を報告に行ったときに、じっくり話をさせて頂くのが、調査員を仰せつかった人間の最後のご奉公なのであろう。

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