ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

鹿鳴荘便り【10/24/2018号 序】難波先生より

2018-10-24 14:23:13 | 難波紘二先生
 同窓会の案内を見ても、だんだん後輩の死亡が目立ち始めた。「終活」という言葉は嫌いだが、「ソナエ」は意識し始めた。墓も葬儀場も入手・予約(葬儀費用前払い)してあるが、最近の坊主の質の低下を見るにつれ、通夜・葬儀が必要かどうか疑問に思うようになった。「生前葬はどうか?」と考えている。

 永年の友人で獨協医大病理学教授の小島勝君が亡くなった(本文参照)。「余命3ヶ月」と宣告されて、緩和ケア病棟で死亡した。泉鏡花などの怪奇譚とファーブルが好きな男だった。

最後まで苦痛はなく、死の数日前までは意識もはっきりしていた。
今は「産経」のヨーロッパ支局長になっている三井美奈が、ブリュッセル支局員の頃に取材し、日本に初めて紹介した「安楽死のできる国」(新潮新書, 2003)にあるオランダの事例と同じような安楽死だった、と思う。

血液病理学者としては「反応性リンパ節病変」について、ことに「キャッスルマンリンパ腫」と呼ばれる疾患に、大きな貢献をした。今日が通夜で明日が葬儀だが、私は病気からの回復がまだ不十分だし、奥さんへのお悔やみの電話ですまそうと思う。群馬県桐生市はちと遠すぎる。
「逝くものはかくのごときか、昼夜を於かず」

今回は、
1)お詫び、2)献本お礼など、3)気分障害と減薬、4)病理医と病気、5)万波病:予言の的中、6)コラム氏のネタ本
という6つの話題を取り上げました。

先月は娘の、今月は息子の誕生月なので、遅ればせながらHappy Birthdayの挨拶を送りたい。どうして一月遅れの年子になったのか不思議に思っていたが、母体のプロラクチン分泌と関係があるとやっと気付いた。

秋が深まりつつある。喉笛のような鹿の鳴き声が聞こえるようになった。昆虫やクモも生殖活動を始めた。面白い写真も撮ったので、次回はそれらも紹介したい。
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