因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

追加しました!因幡屋9月の観劇と俳句の予定

2018-09-02 | お知らせ

 魔の9月であります。毎月の俳句の締切、因幡屋通信、えびす組劇場見聞録の次号原稿、そして!年に一度の「銀漢賞」の締切が!今年こそは早めに取りかかろうと毎年決心するのだが、気がつけばこうして9月を迎えている情けなさよ。言ってないで、少しでも進めましょうね。まずは観劇予定から。
 追加しました!
*急な坂スタジオ連続トーク 「おしゃべりな食堂vol.2 福原冠の場合」
 範宙遊泳の福原冠含め、4名の俳優によるリーディング+トーク。ドリンク+軽食付きとのことで、あの急な坂(ほんとうに急なのです!)を、おなかを空かせて上がることにいたします。

文学座9月アトリエの会 
 古川健(劇団チョコレートケーキ)作 高橋正徳演出『かのような私-1或いは斉藤平の一生-』ここ数年快進撃を続けている「劇チョコ」の古川健(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11)が文学座に書き下ろす一作は、アトリエの会のテーマ「新しい台詞との出会いー戦後再考」にふさわしく、A級戦犯が処刑された1948年12月23日に生まれた斉藤平という男性の生涯を通して戦後日本を見つめなおすものとのこと。明治生まれの祖父世代から、団塊の世代である主人公、そのジュニア、その孫までが登場するらしい。

秀山祭九月大歌舞伎
 チラシをよく見ていなかったのだが、長く療養していた中村福助復帰の公演なのである。ネットのニュースで、初日の今日、福助丈が登場して2分のあいだ拍手が鳴りやまなかった由。ご本人はもちろんだが、わたしは父の長き不在に耐え抜き、精進を重ねてたくさんの役に次々挑戦した児太郎丈に大拍手を贈りたい。
*tsumazuki no ishi×i鵺的合同公演『死旗』1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16
 高木登の新作をtsumazuki no ishiの寺十吾が演出する。劇団サイトにはこのような注意書きもあって、わたくしはどんな目に逢うのだろう。できうる限り、受けて立ちますが。
グループる・ばるVol.24さよなら身終い公演『蜜柑とユウウツ』
 一回きりのつもりで始めたユニットが、気がつくと32年。2015年の初演が第19回鶴屋南北戯曲賞を受賞した長田育恵の本作で幕を下ろすとのこと。自分はあまり熱心な観客ではなかったが、魅力的な3人の女優たちの新しい旅立ちの第一歩として見守りたい。
劇団民藝『時を接ぐ(つぐ)』1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33
,34,35岸富美子・石井妙子の原作『満映とわたし』は、東洋一と謳われた映画撮影所・満州映画協会「満映」と、関わった多くの日本人が体験した過酷な運命を、若き女性技師の視点で記した渾身の一作だ。「あのときのことを言い残さなければ」という誠実な使命感が紙面からびしびしと伝わり、これを気鋭の新進劇作家・黒川陽子(1 もっと見ているはず。探してみます)がどのように劇化するのか、民藝の多彩な俳優がどう演じるのか。背筋を伸ばして観劇に臨もう。

劇団チョコレートケーキ企画公演『ドキュメンタリー』1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,111985年、後天性免疫不全症候群(AIDS)の脅威がひそかに拡大しつつあったころ、ある製薬会社の一人の社員が内部告発を行う。日本医学会の深い闇を探る一作。
*MSPインディーズ・シェイクスピアキャラバン1,2,3
『何櫻彼櫻銭世中』(さくらどきぜにのよのなか)明治大学シェイクスピアプロジェクト第15回公演『ヴェニスの商人』の関連企画1,2,31885年(明治18年)大阪戎座で上演された日本初のシェイクスピア作品。『ヴェニスの商人』を大阪を舞台に大胆に脚色した歌舞伎台本に、MSPインディーズが挑む。

 勉強会含め句会の兼題は以下の通り。
*かさゝぎ俳句勉強会「身に入む(しむ)」「秋の声」「露」
*十六夜句会「秋の風」「蜻蛉」さあ今月の席題やいかに?!
*本部句会「新米」「穴まどひ」
*演劇人句会「爽やか」「鈴虫」詠み込みは「シノ」
*金星句会「椋鳥」「登高」

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