一碗

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何でもありのお茶人生・・

中国福建の旅1日目

2019-10-23 22:59:45 | 旅行
旅の話をするとき、いつも頭をよぎる言葉があります。例によって物事を斜めに見るフランス人の言葉ではありますが・・・

「ひとが行って来た旅の話と映画の話ほど退屈なものはない・・・」

で、やめようかと思ったのですが、退屈しのぎに・・・

16日、快晴です。日本ではお天気がよくなかったそうですが、福建省では連日抜けるような青空。
長年お付き合いがあって、今回呼んでくださった呉火和さん。それに同じ職場「福建省林業科学研究院」の楽さんがホテルに迎えに来てくれました。
最近、中国の人は殆ど名刺を持たないので、どこの誰だかわかりません。以前は、すぐに名刺交換したのですが・・・
必要ならば、スマホから・・・たしかに無警戒に名刺をばらまくのは注意したほうがよさそうですね。
      
福州から政和県までいくつも長いトンネルを抜けて2時間弱。
途中にあるサービスエリアはどこも大変立派!
ここで、また二人の方と合流。今回の旅のメンバーがそろいました。

ところで、どこに行って何をするのやら・・まだよくわかりません。いつものことです。
だから、いつもワクワク・・・

政和県は竹の産地で竹工芸が盛んだそうで、まず、その会社へ・・茶盤でも作ってるのかと思たら・・
勿論それもありましたが、そんなちゃちなものだけではありません。
      
この机や椅子は、竹で出来ているのです。
どうやって・・? 現場を見せてほしいと言ったら、早速・・・

      
これは、家具などの工場、優れたデザイナーも抱えています。それが決め手。

元の竹をどのように板にするのか、そちらの工場も見たいと言ったら、連れて行ってくれました。これがすごい・・・
      
      
      
確かに竹から板ができるんですね・・・日本でもやってるんでしょうか・・・
木よりも竹の方がはるかに育つのが早いから利用価値があるわけですね。4年で伐採・・
見学の価値大!

それからいよいよ政和県特産の白茶を見学に。
政和県の担当者が、すでに立派なスケジュール冊子を作ってありました。

それぞれに特徴のある二軒の企業を選んでくれてあります。至れり尽くせり・・・

(どんな触れ込みになってるんだろう。少し心配になってきました)

      
最初は、根っからの白茶作り・・って感じ。長い歴史のある会社です。
ほめるほどに、いろんな白茶が出てきます。えんえんと白茶を飲み続け、白茶談義。

      
次の会社は、経営感覚に優れた・・って感じの、これまた政和を代表する白茶企業。
      
文化の香りもふんぷん・・社長さんの書いたりっぱ本ももらいました。政和の白茶を知るのによい本です。

夜は、県の招待?による宴会。お役人が出る宴会では、徹底してアルコールは禁止! お茶で乾杯! 条例があるからではありません。

宴会の後,席を変えてお茶会。

     
今回は、県の書記の方が出席! 中国ではなんたって「書記さん」ですね。どこの組織でも書記が一番偉いのです。
手前右でお茶を入れているのは、副県長さん。

書記が入ってくるとピンと雰囲気が変わるのがわかります。政和県の書記は若い女性です。
にこやかによくしゃべって座を持ってくれます。

でも、何かの拍子にドッキとするような雰囲気を感じます。やはりすごいんですね。

その書記さんが同席したということは、今回の旅はなかなかのものらしい・・・

さてはて・・・どんなことになるんでしょうか。


・・・
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